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【連載】ことばの力をはぐくむ実践づくり

広島県世羅町立世羅中学校


各教科において「言語活動の充実」は大きなテーマです。そこで、本紙では、「言語技術を活用した授業モデル」を通じで全校で優れた実践を行っている世羅町立世羅中学校による連載をスタートします。(編集部)


(以下、連載の一部を紹介します)

言葉の力を②

世羅中学校授業モデルの実際

 今回は、言語力向上を通じた活用力の育成について、前回紹介した「世羅中学校授業モデル」を中心に、説明をしていきます。

(1)世羅中学校授業モデルについて
 「世羅中学校授業モデル」とは、思考力や論理的な表現力を高めるためには問題解決学習が基本であると考え、問題解決の「学習段階」と活用する「言語技術」、そして「書く活動」の3つを関連させた世羅中学校作成による授業モデルです。
 この授業モデルでは、学習を「課題設定→個人思考→集団思考→まとめ」という問題解決的な4つの段階として設定します。
 各段階では、主にどの「言語技術」が活用できるのか、また授業展開の中にどのような「書く活動」を設定するのかを明記するようにしています。
 そして、広島県検証改善委員会が提案している「ひろしま」学びのサイクルと、授業における「しっかり教える、じっくり考えさせる、はっきり表現させる」の「しっかり教える」部分の位置づけを行うために、課題設定の後、あるいは前に、本時の学習(思考)に必要な知識や技能の習得、既習事項の確認を行う習得・確認を設定し、「しっかり教える」場面としています。
 また、まとめの後、あるいは前に、本時の学習で獲得した知識や技能の習熟、活用を図る習熟・活用を設定し、基礎・基本の徹底や活用力を高める場面としています。さらに、授業でできなかったところは、家庭での学習課題としたり、活用・探究学習へと発展させています。

(2)活用する言語技術について
 「言語技術」の活用については、各教科で検討した結果、多くの教科で活用が容易なものは「受け答えをする技術」「情報を的確に分析する技術」「様々な角度から物事を見る技術」「情報を正しく伝える技術」の4つです。

(3)「3ポイント発言」について
 集団思考においては、「受け答えをする技術」が有効であるととらえ、「3ポイント発言」(①つなぐ②結論③理由)を全教室に掲示し、発言時には生徒に意識させてきました。
 さらに、発言の主体を意識させるために主語をつけることと、全体への問いかけ、意見をよりつなぎやすくするために、発言の終わりに「どうですか?」を付け加えるよう指導しています。

(4)「補助発問について」
 集団思考においては、意見を練り合わせるための「補助発問」を重要視し、5つの分類(①拡大②焦点③分類④法則⑤ゆさぶり)のもと、指導案や展開例に位置づけています。
 次回からは、各教科の授業展開について紹介していきます。

(好評連載中)

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