| 大量生産、大量消費、大量廃棄が人類の生存基盤に深刻な影響を及ぼしかねない重大な問題に発展していることが指摘されているが、その一方で、商品の生産や人々の消費活動という側面から、環境への負荷の少ない持続可能な社会の実現を図っていこうという動きが広がってきた。それが、今、学校現場にも浸透しつつあるエコマーク事業である。本紙では、学校で使用する備品や教具、子供たちが日常使用する文具にできるだけエコマーク商品を活用してもらい、教育現場から環境にやさしい社会を実現させていくため、今回、第1回のエコ文具特集を組むことにした。特にエコマークを付した文具を製作・販売している企業に、環境への取り組み姿勢と代表的なエコ文具を紙面で紹介していただいた。環境にやさしい生活様式(エコロジカル・ライフスタイル)が、教育現場から広がっていくことを私たちは願っている。
■エコマーク事業とは
エコマーク事業は、1989年以来、環境庁の指導のもとに財団法人日本環境協会が実施している。
この事業は、日常生活に伴う環境への負荷の低減などを通じて環境保全に役立つと認められる商品に「エコマーク」を付けることにより、商品の環境的側面に関する情報を広く社会に提供し、消費者に、環境にやさしい商品の選択を促すことを目的としている。
その内容は、三角コーナー水切りネットからコピー機に至るまで、67種、3,870の商品が認定(今年6月末現在)されているが、学校や家庭で使用される文具にも多くの「エコマーク」が付されている。今年中には、急速に学校現場に浸透しつつあるパソコンの認定基準が制定される予定である。
また、認定基準はリサイクルだけではなく、省資源、省エネ、有害物質を含まないことや、工場が有害物質を排出しないでリサイクルできる設計になっていること、包装を最小限に抑えるなどの点にも配慮されている。
■エコマークのデザイン
このエコマークは、日本環境協会が一般募集したマークの中から環境庁長官賞を受賞した作品をもとに、1988年に制定された。
"environmennt"(環境)と"earth"(地球)の頭文字“e”が地球をやさしく包んでいるデザインで、「私たちの手で地球を、環境を守ろう」との気持ちを表している。デザイン上部にはマークの趣旨である「ちきゅうにやさしい」を、下部には各商品類型ごとの環境保全上の効果を短く書き込んで使用される。
エコマークを通じて、環境にやさしい生活様式を普及していくためには、地方公共団体、学校、消費者団体、産業界など関係各方面の幅広い協力が不可欠となる。
■大阪でエコマーク常設展示
環境保全型商品の常設展示、環境ビジネス情報を発信する場となる「ACTグリーンエコマート」が今年6月、大阪市のアジア太平洋トレードセンターに開設されたが、この中で、エコマーク商品を集めた「エコマークゾーン」が日本環境協会との共催によって設置された。エコマーク認定商品を一堂に集め、各商品の基準や考え方を分かりやすく説明する初のエコマーク商品の常設展示場である。
問い合わせは、アジア太平洋トレードセンター(株)=〒559-0034大阪市住之江区南港北2-1、ACTビル/TEL06-6615-5230。
日本環境協会エコマーク事務局=〒105-0003東京都港区西新橋1-7-2、虎の門高木ビル7F/TEL03-3508-2653。URL= http://www.jeas.or.jp/ecomark/
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