教員採用試験
2013年度教員採用選考ガイダンス その2
来夏試験に向けて準備を始めよう
Ⅳ.試験傾向と対策 筆記試験
筆記試験は主に1次試験で行われ、「教職教養」「一般教養」「専門教養」「論作文」の4つの分野に分けられます(表3)。自治体ごとに試験分野や出題傾向が異なるため、過去問題の分析など対策が必要です。
筆記試験は主に1次試験で行われ、「教職教養」「一般教養」「専門教養」「論作文」の4つの分野に分けられます(表3)。自治体ごとに試験分野や出題傾向が異なるため、過去問題の分析など対策が必要です。
| 試験分類 | 試験科目 | 実施率 | 主なポイント |
| 筆記試験 | 教職教養 | 97% | ◇主な出題分野は「教育原理、法規、心理、史、時事」の5つ。 ◇他県を含む過去問題と類似の出題が8割近くを占める。 |
| 一般教養 | 77% | ◇主な出題分野は「教科」「時事・一般常識」の2つ。 | |
| 専門教科 | 100% | ◇教科内容を中心に、学習指導要領や指導法も問われる。 ◇中・高校は、大学センター入試レベルの問題が出題される。 |
|
| 論作文 | 76% | ◇教育課題への対応など800字~1200字前後で論述する。 ◇教師の立場で具体的な実践論を書くことが求められる。 |
Ⅳ.試験傾向と対策
一、筆記試験
筆記試験は主に1次試験で行われ、「教職教養」「一般教養」「専門教養」「論作文」の4つの分野に分けられます。自治体ごとに試験分野や出題傾向が異なるため、過去問題の分析など対策が必要です。
1.教職教養
【傾 向】 教職教養の主な出題分野は、「教育原理」「教育法規」「教育心理」「教育史」「教育時事」の5分野に分けられます。 その中でも、多くの自治体で中心的な出題分野となっているのは、「教育原理」「教育法規」「教育時事」の3分野です。近年は、教育時事の比重が高まる傾向にあります。 自治体によっては、教育法規や教育心理など、例年、特定分野の出題が多いケースもあるため、過去問題から出題傾向を把握する必要があります。ローカル問題を出題する自治体もあります。
【対 策】 教職教養の出題は、過去にいずれかの自治体で出題された問題と、類似した問題が8割以上を占めるという特徴があります。 つまり、各自治体の過去問題を一通り学習すれば、かなりの部分の出題範囲をカバーできることになります。そのため、受験する自治体だけでなく、全国の自治体の過去問題にチャレンジして、出題頻度の高い事項から重点的に学習していくことが、効率的な学習法です。
2.一般教養
【傾 向】 主な出題分野は、「教科問題」「時事問題・一般常識」の2つに分けられます。 出題構成は、主要教科が中心ですが、自治体によって各分野の出題比率が異なります。 出題は広範囲にわたりますが、教科の内容については、中学から高校までに学習した標準的なレベルの問題が大半です。 時事問題では、過去3年ほどの主要なニュースから出題があります。環境や情報の分野では、重点的に出題する自治体が少なくなく、国内外の施策や法律など近年の動向や基本的な知識が問われます。
【対 策】 各教科の対策については、基礎的な分野を広く浅く学習することが一番のポイントです。すべての教科に対応するのは負担が大きいため、苦手な教科や実技教科から重点的に学習するのが効率的です。大学入試などの基礎的な参考書や問題集で一通り復習するのも一つの方法です。
3.専門教養
【傾 向】 専門教養では、教科内容を中心に、指導要領や指導法も問われます。 小学校全科の出題範囲は、小学校から高校までの標準的な学習事項が中心となっています。自治体によって、「主要教科のみ」「実技科目を含む」「道徳など4領域を含む」などのケースに分かれています。 中学・高校の各教科では、専門教科について、中学から高校、大学までの学習事項について、より専門的なレベルの出題があります。 指導要領は、教科の「目標」「各学年の目標及び内容」など記述内容の詳細が問われます。
【対 策】 小学校全科では、小学校の学習内容なども油断せずに、教科書などを利用して着実に見直しが必要です。また、実技科目ほど専門的な内容となる傾向があるので、重点的に学習する必要があります。 中学・高校の専門教科は、ほとんどが大学入試レベルの問題です。難易度の高い問題も含め、入試問題集を活用するのが効率的な方法です。 学習指導要領は、対象範囲の記述を、ある程度覚えてしまうことが必要です。
4.論作文
【傾 向】 出題内容は、「教育課題への対応」「学習・生活指導の在り方」「教師に求められる資質」など指定テーマについて、受験者の考えや実践を記述させる形式が多くなっています。 一部の県市では資料の読解や、抽象的なテーマの出題などもあります。字数は400字~1200字程度と自治体で幅があります。 知識だけでなく、論理や表現力、教職への熱意など、文章から読み取れる総合的な人物評価が判定されます。
【対 策】 最も重要なことは、教育課題を評論家的に解説するのではなく、教師の立場にたって、授業など具体的な実践を中心に論述することです。採用者側は、現場で実践する教師を求めています。自分の考えはしっかり表明する必要はありますが、いわゆる「論説」は求められていません。 また、採点官に分かりやすい文章を書く練習も必要です。自分の考えを整理するためにも、最低5本程度の論文を書いてください。同じテーマで複数回書くことも重要です。
二、 面接試験
面接試験は主に2次試験で実施され、個人面接、集団面接のほかに、集団討論、模擬授業、場面指導などの試験があります。評価基準を踏まえた対策と練習が不可欠です。
一、筆記試験
筆記試験は主に1次試験で行われ、「教職教養」「一般教養」「専門教養」「論作文」の4つの分野に分けられます。自治体ごとに試験分野や出題傾向が異なるため、過去問題の分析など対策が必要です。
1.教職教養
【傾 向】 教職教養の主な出題分野は、「教育原理」「教育法規」「教育心理」「教育史」「教育時事」の5分野に分けられます。 その中でも、多くの自治体で中心的な出題分野となっているのは、「教育原理」「教育法規」「教育時事」の3分野です。近年は、教育時事の比重が高まる傾向にあります。 自治体によっては、教育法規や教育心理など、例年、特定分野の出題が多いケースもあるため、過去問題から出題傾向を把握する必要があります。ローカル問題を出題する自治体もあります。
【対 策】 教職教養の出題は、過去にいずれかの自治体で出題された問題と、類似した問題が8割以上を占めるという特徴があります。 つまり、各自治体の過去問題を一通り学習すれば、かなりの部分の出題範囲をカバーできることになります。そのため、受験する自治体だけでなく、全国の自治体の過去問題にチャレンジして、出題頻度の高い事項から重点的に学習していくことが、効率的な学習法です。
2.一般教養
【傾 向】 主な出題分野は、「教科問題」「時事問題・一般常識」の2つに分けられます。 出題構成は、主要教科が中心ですが、自治体によって各分野の出題比率が異なります。 出題は広範囲にわたりますが、教科の内容については、中学から高校までに学習した標準的なレベルの問題が大半です。 時事問題では、過去3年ほどの主要なニュースから出題があります。環境や情報の分野では、重点的に出題する自治体が少なくなく、国内外の施策や法律など近年の動向や基本的な知識が問われます。
【対 策】 各教科の対策については、基礎的な分野を広く浅く学習することが一番のポイントです。すべての教科に対応するのは負担が大きいため、苦手な教科や実技教科から重点的に学習するのが効率的です。大学入試などの基礎的な参考書や問題集で一通り復習するのも一つの方法です。
3.専門教養
【傾 向】 専門教養では、教科内容を中心に、指導要領や指導法も問われます。 小学校全科の出題範囲は、小学校から高校までの標準的な学習事項が中心となっています。自治体によって、「主要教科のみ」「実技科目を含む」「道徳など4領域を含む」などのケースに分かれています。 中学・高校の各教科では、専門教科について、中学から高校、大学までの学習事項について、より専門的なレベルの出題があります。 指導要領は、教科の「目標」「各学年の目標及び内容」など記述内容の詳細が問われます。
【対 策】 小学校全科では、小学校の学習内容なども油断せずに、教科書などを利用して着実に見直しが必要です。また、実技科目ほど専門的な内容となる傾向があるので、重点的に学習する必要があります。 中学・高校の専門教科は、ほとんどが大学入試レベルの問題です。難易度の高い問題も含め、入試問題集を活用するのが効率的な方法です。 学習指導要領は、対象範囲の記述を、ある程度覚えてしまうことが必要です。
4.論作文
【傾 向】 出題内容は、「教育課題への対応」「学習・生活指導の在り方」「教師に求められる資質」など指定テーマについて、受験者の考えや実践を記述させる形式が多くなっています。 一部の県市では資料の読解や、抽象的なテーマの出題などもあります。字数は400字~1200字程度と自治体で幅があります。 知識だけでなく、論理や表現力、教職への熱意など、文章から読み取れる総合的な人物評価が判定されます。
【対 策】 最も重要なことは、教育課題を評論家的に解説するのではなく、教師の立場にたって、授業など具体的な実践を中心に論述することです。採用者側は、現場で実践する教師を求めています。自分の考えはしっかり表明する必要はありますが、いわゆる「論説」は求められていません。 また、採点官に分かりやすい文章を書く練習も必要です。自分の考えを整理するためにも、最低5本程度の論文を書いてください。同じテーマで複数回書くことも重要です。
二、 面接試験
面接試験は主に2次試験で実施され、個人面接、集団面接のほかに、集団討論、模擬授業、場面指導などの試験があります。評価基準を踏まえた対策と練習が不可欠です。
| 試験分類 | 試験科目 | 実施率 | 主なポイント |
| 面接・実技試験 | 個人面接 集団面接 |
100% 79% |
◇配点比重が最も高く、2回以上実施する県市が増加している。 ◇自己PR、志望理由、適格性、場面指導などに関する質疑がある。 |
| 集団討論 | 68% | ◇教育課題などについて受験者5~8人程度で話し合う。 ◇主張・表現のほか、他者の受容やコミュニケーション力が問われる。 |
|
| 模擬授業 場面指導 |
79% 62% |
◇模擬授業は授業導入から展開を、場面指導は設定場面を約10分実演する。 ◇指導のポイントや工夫を明確にして、快活に演じきることが必要になる。 |
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| 実技 | 100% | ◇小学校全科の実技科目、小・中・高校専科の英語、実技科目で実施される。 ◇一定の基準を設けてそれを達成しているか採点される。 |
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| 適性検査 | 77% | ◇クレペリン検査などが行われる。 |
1.面接
【傾 向】 個人と集団の2つの形式の面接があり、どちらも、回答した内容だけでなく、印象や所作、応対の仕方など人物の全体像が評価の対象になります。面接官の中心は、各校種の校長です。 ほとんどの面接が、面接官の質問に答える形式で行われます。その内容は、自己PRや志望動機、教職教養や教育時事などに関する内容です。近年は特に、具体的な指導の在り方や場面対応に関する質問が増加しています。 受験者の対応力をみるため、圧迫面接が行われる場合もあります。
【対 策】 形式面では、短い時間で要点から簡潔に話す練習をする必要があります。30秒、1分、3分程度の単位で話しをまとめることは、意外に難しく訓練が必要です。 入室や着席時の所作、話し方や態度なども印象に大きく左右するので、練習で周囲の人にチェックしてもらいましょう。 内容面では、常日頃から教育課題や実践について、考えを巡らせることが必要です。知識を問う質問以外、正解はないため、どれだけ考えを深めているのかが評価されます。回答ノートなどをつくって自分の考えを整理することが必要です。
2.集団討論
【傾 向】 集団討論は、受験者が5~10人程度のグループに分かれ、教育課題や指導の在り方など、指定テーマについて議論するものです。リーダーシップや協調性など社会性やコミュニケーション能力を中心に評価されます。 ディベートのように勝ち負けを争うものではなく、グループで議論を行う中で、より良い合意形成を図ることが求められています。司会を決める場合と、自由な挙手で進める場合があります。
【対 策】 集団討論では、自分の考えをしっかり表明した上で、他人の意見と接点を探ったり、全体の議論が発展するように、論点を整理したり、新たな視点を提供したりする役割が求められます。 その基本は、他人の意見をしっかり聞くことです。話し手と同時に、聞き手や進行役の2つの役割を果たすことが求められます。 場慣れが必要な部分が多いので、事前の練習が必要です。
3.模擬授業・場面指導
【傾 向】 模擬授業は、授業の導入部分やクラスルームの指導などを、5~10分前後の制限時間内で模擬演技する形で行われます。他の受験生や面接官が生徒役をつとめる自治体もあります。指導案を提出する自治体もあります。 場面指導は、生活指導や保護者対応などの場面対応について、ロールプレイング形式で演技します。 多くの県市で演技後に指導の要点などについて、質疑応答があります。
【対 策】 対策のポイントは二つあります。一つは、演技を明るく快活に行うことです。面接官は受験者が実際に教壇に立って子どもたちにどんな印象を与えるかを考えています。元気であることが基本です。 二つ目は、授業のねらいや計画、指導の手立てや評価の方法、指導の留意点など、指導の基本的な部分を明確にしておくことです。教材の使用が可能であれば、自分らしい工夫を示すことができればなお良いです。
4.実技試験
【傾 向】 実技試験は、小学校全科の「体育実技」「音楽実技」ほか、小学校専科、中学・高校の「音楽」「体育」「英語」などの教科で実施されています。 指定課題の実技について、一定の基準をクリアできるかどうかが判定されます。
【対 策】 小学校全科の実技試験は、苦手科目がある場合は、対策が必要になります。体育では水泳・跳び箱・マット運動、音楽ではピアノ演奏、歌唱などがあります。
【傾 向】 個人と集団の2つの形式の面接があり、どちらも、回答した内容だけでなく、印象や所作、応対の仕方など人物の全体像が評価の対象になります。面接官の中心は、各校種の校長です。 ほとんどの面接が、面接官の質問に答える形式で行われます。その内容は、自己PRや志望動機、教職教養や教育時事などに関する内容です。近年は特に、具体的な指導の在り方や場面対応に関する質問が増加しています。 受験者の対応力をみるため、圧迫面接が行われる場合もあります。
【対 策】 形式面では、短い時間で要点から簡潔に話す練習をする必要があります。30秒、1分、3分程度の単位で話しをまとめることは、意外に難しく訓練が必要です。 入室や着席時の所作、話し方や態度なども印象に大きく左右するので、練習で周囲の人にチェックしてもらいましょう。 内容面では、常日頃から教育課題や実践について、考えを巡らせることが必要です。知識を問う質問以外、正解はないため、どれだけ考えを深めているのかが評価されます。回答ノートなどをつくって自分の考えを整理することが必要です。
2.集団討論
【傾 向】 集団討論は、受験者が5~10人程度のグループに分かれ、教育課題や指導の在り方など、指定テーマについて議論するものです。リーダーシップや協調性など社会性やコミュニケーション能力を中心に評価されます。 ディベートのように勝ち負けを争うものではなく、グループで議論を行う中で、より良い合意形成を図ることが求められています。司会を決める場合と、自由な挙手で進める場合があります。
【対 策】 集団討論では、自分の考えをしっかり表明した上で、他人の意見と接点を探ったり、全体の議論が発展するように、論点を整理したり、新たな視点を提供したりする役割が求められます。 その基本は、他人の意見をしっかり聞くことです。話し手と同時に、聞き手や進行役の2つの役割を果たすことが求められます。 場慣れが必要な部分が多いので、事前の練習が必要です。
3.模擬授業・場面指導
【傾 向】 模擬授業は、授業の導入部分やクラスルームの指導などを、5~10分前後の制限時間内で模擬演技する形で行われます。他の受験生や面接官が生徒役をつとめる自治体もあります。指導案を提出する自治体もあります。 場面指導は、生活指導や保護者対応などの場面対応について、ロールプレイング形式で演技します。 多くの県市で演技後に指導の要点などについて、質疑応答があります。
【対 策】 対策のポイントは二つあります。一つは、演技を明るく快活に行うことです。面接官は受験者が実際に教壇に立って子どもたちにどんな印象を与えるかを考えています。元気であることが基本です。 二つ目は、授業のねらいや計画、指導の手立てや評価の方法、指導の留意点など、指導の基本的な部分を明確にしておくことです。教材の使用が可能であれば、自分らしい工夫を示すことができればなお良いです。
4.実技試験
【傾 向】 実技試験は、小学校全科の「体育実技」「音楽実技」ほか、小学校専科、中学・高校の「音楽」「体育」「英語」などの教科で実施されています。 指定課題の実技について、一定の基準をクリアできるかどうかが判定されます。
【対 策】 小学校全科の実技試験は、苦手科目がある場合は、対策が必要になります。体育では水泳・跳び箱・マット運動、音楽ではピアノ演奏、歌唱などがあります。





