教員採用試験

場面指導―そのときどう応えるか

採点官の目を引くために

『教育新聞』好評連載




学校現場の経験の少ない受験者にとって、場面指導の回答はやっかいなものです。連載では、面接や場面指導で求めらる、具体的な指導場面の対応についてポイントを解説します。執筆は、小学校教員、校長として豊富な経験を持つ梶井貢・総合初等教育研究所室長にお願いします。(編集部)





〈学習指導その1〉事故、けがは専門的指導を受ける

質問
 あなたが体育で跳び箱の指導をしていたとき、子どもが跳び箱から落ちて、頭部を強打しました。あなたならどう対応しますか。

[回答例] 
▼よくない例まず、跳び箱から落ちた子の頭部の様子を観察し、本人から確かめる。特に顔色も変わらず、痛がってもいないので、少し休憩させた後で跳び箱を続けさせる。

 ▼よい例= 落下した子の様子を直ちに観察し、本人から、痛みや腫れがないか確かめる。その後、仮に大丈夫そうだと判断しても養護教諭のところに連れていき、その後の対処を依頼する。その間、全体の子どもには座って待っておくように指示する。

[質問のねらいと指導のポイント]
▼ねらい=学習指導中のあらゆる場面で子どもの事故は起きる可能性がある。ここでは、体育の授業中での事故に対して、受験者がどのような対応策をとれるかを具体的に回答することが求められている。

▼指導のポイント=
①落下した子の頭部の様子や本人からの確認で担任が大丈夫だと判断しても、専門的な立場から養護教諭の指導・指示を受ける。勝手に担任の見立てだけで判断しないことが肝心。 ②脳震とうを起こしたり、腫れがひどかったりした場合は、直ちに養護教諭を呼び、その指示に従い、医師の診断を受ける必要がある。 ③特に首から上(後頭部、脊髄、歯・目・耳など)のけが・事故については、万一のことを想定して万全の対応、対策をとることが肝要である。 ④「学校は安全で、楽しいところ」とするのが担任の最大任務である。したがって、学校でのけが・事故などの防止については最善の注意を払い、事故対応を徹底する必要がある。





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