ニュース NEWS

中教審初等中等教育分科会教育課程部会の、児童生徒の学習評価に関するワーキンググループは10月16日、初会合を文科省で開いた。次期学習指導要領を踏まえた児童生徒の学習評価の在り方や、指導要録の改善についての議論をスタートさせた。主査には市川伸一東京大学大学院教授が決まった。

仙台市が教諭の体罰に関して行ったアンケートで、市立中学校で体罰や不適切な指導を受けたり、見聞きしたりした経験があると回答した生徒が、428人いたことが分かった。同市が10月14日、いじめや体罰の防止策を検討する有識者会議の初会合でアンケート結果を公表した。

平成30年度の免許状更新講習の開設予定状況調査実施を前に、文科省はこのほど、同講習の開設への配慮などを含んだ協力要請の通知を、国公私立大学や都道府県教委に出した。

総務省は10月13日、スマートスクール・プラットフォーム実証事業の一環として実施する「次世代学校ICT環境」の整備に向けた実証に関して、実証団体を提案公募した結果、徳島県教委など3教委と2社が候補に決定したと発表した。

日本体育大学は10月13日、今年度の第2回「学校・部活動における重大事故・事件から学ぶ研修会」を、東京都世田谷区の同学で開いた。部活動の過密指導やパワハラなどで命を落としたり、自殺に追い込まれたりした生徒の遺族が登壇。遺族の視点から問題と改善を考えた。

日本学生支援機構は10月13日、経済的理由で進学を断念せざるを得ない学生を支援するため、新たに創設した給付型奨学金制度の平成29年度対象者として、2502人を採用すると決めたと発表した。給付型奨学金は返還の必要がなく、社会的養護が必要な学生には一時金も支給される。

ニュース解説 COMMENTARY

私は今、大学の研究者の中で授業研究の指導に出向いている人たちを対象にした調査を行っている。多くの研究者が授業研究の指導に出向いているが、彼らの活動内容はあまり明らかになっていない。

中教審の学校における働き方改革特別部会で8月29日に、「学校における働き方改革に係る緊急提言」が発表された(電子版8月29日、本紙9月4日号既報)。

中教審は9月28日、第3期教育振興基本計画の策定に向けた「審議経過報告」をまとめた。早ければ年内に答申をまとめ、今年度末にも「第3期教育振興基本計画」(平成30~34年度)を閣議決定する予定だ。第3期となる教育振興基本計画の、ポイントと課題は何か。

社説 OPINION

文化庁から9月21日に「平成28年度 国語に関する世論調査」の結果が公表された。日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し、国語施策の立案に役立てるとともに、国民の国語に関する興味・関心を喚起するもの。16歳以上の男女を対象に毎年実施されている。

部活動と教育課程との関連を見直す必要がある。本紙の最近の記事において部活動に関する二つの提案があった。一つは本紙論説委員の細谷美明氏の「部活指導を教科等指導と同様に」(9月7日)、もう一つは高階玲治氏の「部活は指導法の改革を」(9月14日)である。いずれも現在の部活動の在り方について問題を投げ掛け、新たな部活動の在り方や指導方法の見直しなどを求めている。

小・中・高校の学習指導要領の改訂を機に、劇的に変化する英語(外国語)教育。教育界は今、その本格実施を控えて、環境整備などの対応に追われている段階だ。

学校経営 MANAGEMENT

「金づちで釘を打つことで成功した人は、そのあと、何を見ても釘に見え、金づちを振り回す」。 こんな笑い話を聞いたことがあるだろうか? なんだか笑うに笑えない笑い話でもある。「金づちと釘」の成功体験が強いと、「出ているものはとにかく打てばよいのだ」という思い込みが生まれ、自分でも気付かずに、「何でも打つ」という考え方・行動を取ってしまうというのだ。

近年、就学援助を受ける子どもの人数、割合が増えている。平成7年度の約77万人から、26年度には約152万人に増え、公立小・中学校児童生徒数に占める割合も6.1%から15.6%に増加している(図表)。

「学習のための機関は『学習する組織』としてデザインされ、運営することができる。言い換えれば、学校は、命令や指令、強引な順位付けではなく、学習の方向付けを導入することで、持続可能性のある、生き生きとした創造的な場に変えられる」。

教育実践 PRACTICE

学習指導要領は、学級活動の目標を「学級活動を通して、望ましい人間関係を形成し、集団の一員として学級や学校におけるよりよい生活づくりに参画し、諸問題を解決しようとする自主的、実践的な態度や健全な生活態度を育てる」とし、内容について、「学級や学校生活における生活上の諸問題の解決」「学級内の組織づくりや仕事の分担処理」「学校における多様な集団の生活の向上」と定めている。

今回は、本校がある地域の幼稚園、小学校、中学校との連携や、地域社会への料理を通じた食育の推進について紹介します。

これまでの6回の連載で、部活問題対策プロジェクトのメンバー6人は、部活動の負の側面を語ってきた。今回は同プロジェクト「顧問」の筆者が担当し、正の側面にも触れておこう。

企画特集 SPONSORED

「産業交響曲(シンフォニー) ~轟け! 秋田の大地から~」をテーマに、第27回全国産業教育フェア秋田大会(さんフェア秋田2017)が10月21、22の両日、秋田市で開催される。

新学習指導要領が3月に告示され、今後は「特別の教科 道徳」の教科化、小学校英語の教科化、小学校でのプログラミング教育必修化など、新たな動きが展開されていく。

小学生が、世界各国出身のキャンプリーダーたちと英語でのコミュニケーションに挑戦しながら、生活を共にし、国際理解を深める「イングリッシュ・イマージョン・キャンプ(EIC)2017」(公文教育研究会主催)が滋賀県守山市と静岡県河津町で開催された。

教員採用試験  EXAMS

文章を書く目的は、読んでもらうためである。教員採用試験の論作文もしかり。読み手である採点官か必ずいて、採点官に読んでもらうために書く。示された課題について非常にいい見識を持っていても、教職に対して強い情熱を持っていても、論作文の文章が稚拙であれば伝わらない。「読んでもらうための文章のポイント」を見てみよう。

前回指摘したように、勉強を始めるに当たって、いきなり大きなステップを上がろうとしても難しい。今はさあ、始めようと勢いづいているので、参考書や問題集をたくさん購入してしまい、どこから取り組んでいいか分からず途方に暮れている方もいるのではないか。

教員採用選考の2次試験で「よい授業とはどのような授業だと考えているか」の問いに、「楽しい授業」と答えて良い結果が得られなかった例は少なくない。「模擬授業の心得 その2」では、授業観察から担任の教師力を読み解くヒントを提示した。

教育ICT EDUCATION ICT

NPO法人iTeachers Academyが主催する「次世代教員養成フォーラム2017」が10月9日、東京都武蔵野市の聖徳学園中学・高校で開催された。「ICT活用をベースとした新しい学びの創造者へ」をテーマに、これからの教員に求められる資質や、ICTを取り入れた授業実践などについて、講演やワークショップが行われた。

日本マイクロソフトはこのほど、各地域や学校のICT環境整備の取り組み状況を調べた、「教育ICTリサーチ2017」を発表した。Wi-Fiの整備状況は、前年調査時の29.4%から55.2%へと大幅に進展した。

東京都は9月21日、今年2回目となる「小学校教育の現状と今後の在り方検討委員会」を開催した。就学前教育との接続や、外国語の専科教員配置、ICT環境の整備などについて検討した。

総合 GENERAL

ユネスコスクールが一堂に会する第9回ユネスコスクール全国大会(主催・文部科学省、日本ユネスコ国内委員会、共催・NPO法人日本持続発展教育推進フォーラム、福岡県大牟田市、大牟田市教委、後援・教育新聞社ほか)の概要がほぼ固まった。

市内全ての公立小・中・特別支援学校がユネスコスクールに加盟している大牟田市では、各校が校区の特色を生かしたESDに取り組んでいる。主な実践を4つ紹介したい(今回は2実践を紹介)。

NPO法人iTeachers Academy主催の「次世代教員養成フォーラム2017」が10月9日、東京都武蔵野市の聖徳学園中学・高校を会場に開催される。「ICT活用をベースとした〝新しい学び〟の創造者へ」をテーマに、第1部は有識者を招いての全体フォーラム、第2部はICT活用の体験ワークショップが行われる。

コラム COLUMN

東京都の小・中学校に勤務する社会科教員を中心に組織されている社会科勉強会(会長・駒野眞理子葛飾区立柴又小学校長)がこのほど、創刊(昭和57年4月)以来、月1回発行している会報『逆転』の復刻版第3集(平成17年~29年の12年間分)を刊行した。

新学習指導要領では、小学校でプログラミングを体験することが明記された。

中教審は現在、2030年以降の社会の変化を見据えた課題などに対応するため、第3期教育振興基本計画の策定に向けて審議を重ねている(9月28日に総会開催)が、その中に掲げられている教育政策の重点事項の取り扱いについて、若干の苦言を呈したい。

書評 BOOK REVIEW

次期学習指導要領の要として学校現場での具現化が目指されているアクティブ・ラーニングとしての「主体的・対話的で深い学び」。

誰にも読まれていない本の図書カードに、自分の名前を最初に書くことを趣味とする高校生。図書室へ来ても勉強するでもなく、ただ読書にふけるだけ。岩井俊二監督の映画「Love Letter」ではそんな場面が描かれる。

来年度から「特別の教科 道徳」が始まる。教科書も選定される中、登場人物の心情理解のみに偏った指導とならないような授業をどうつくるか、悩んでいる教員も多いのではないだろうか。