(読者の窓)学校の動物

私が、勤めた小学校には、必ず飼育小屋がありました。

子供たちは、動物が大好きです。休み時間には、必ず誰かが飼育小屋の前にいました。

生活科が始まったとき、2年生の子供たちとハムスターを飼いました。子供を産ませて、命をつなぐということを学びました。

教務主任として赴任した学校では、校長先生が、「生活科で動物を飼わないか」と言われたので、ウズラやニワトリ、アイガモを卵から育てました。卵を割ってひなが出てくる瞬間を子供たちと見ました。

動物を飼育していると死はつきものです。子供たちといっしょに、いくつもの小さなお墓を作りました。

今年、校長として赴任した津具小学校に、動物はいませんでした。

全校24人の小さな学校。子供たちの友だちとなるような大型動物を飼おうと思いました。

そこで、ヤギを飼うことにしました。命をつなぐということにも目を向けさせたくて、雌にしました。

ヤギが来ると、あっという間に子供たちの人気者になりました。自然と名前を決めようということになり、児童会が動き始めました。

鳥インフルエンザなど、健康への心配がクローズアップされる動物飼育ですが、子供たちの心を育てる上で、大きな効果があると思います。

今後、子供たちがどのようにヤギとかかわっていくか、楽しみに見守りたいです。

(伊藤賢修・設楽町立津具小学校長)