(読者の窓)地域と共に

朝、職員室から外に出ると、校舎前を飾る花々が私を迎えてくれます。地域の方と一緒に育てている色鮮やかな花壇です。そして、「おはようございます」の元気な子供たちの声が校門から聞こえてきます。門の横断歩道には、地域のボランティアさんが、笑顔で子供たちの安全を見守ってくれています。

お昼の放送。「おはなしえぷろん」のお母さまの朗読が始まります。そして、お昼休みには、保護者の方がきれいに整備してくださった図書館に子供たちが集まり、絵本の読み聞かせに目を輝かせます。

午後、クラブ活動の時間。琴の音色が廊下に響きます。地域の先生による優しい手ほどきの中、夢中になって取り組む子供の姿があります。

コミュニティスクールとしてスタートして4年。子供たちのそばには、いつも先生と地域の方の笑顔があります。一人の児童をみんなで見守り育てる学校。

まず先生が、自分のクラスという枠を超え、すべての児童に向き合います。そして、職員室という枠を超え、地域の皆さんが子供たちに寄り添います。そんな取り組みが、少しずつではありますが浸透しつあることをうれしく感じています。

ふと気が付くと今は下校時刻。校門には、すでに見守りボランティアさんの姿があります。「さようなら。また明日も元気に登校してね」そんな毎日の繰り返しが、本校にとって何より大切な日常になっています。

(楠知文・北名古屋市立師勝西小学校長)