「心を一つに星ヶ丘」 自己有用感を育む活動

名古屋市立星ヶ丘小学校

私は、子供たちが学校に愛着をもち、自己有用感を感じながら日々の生活を送ることができるようにしたいと考えている。そのためには、「一人一人の思いが生かされる」「一人一人が当事者意識をもつ」「一人一人の存在が認められる」学校づくりが大切である。

そこで、「心を一つに星ヶ丘」を合言葉に、児童会を中心に次のような取り組みを進めている。

「めあて」の決定

星ヶ丘小では、運動会や学芸会などの学校行事にあたって、全校のめあてと、それを実現するための一人一人のめあてを持つようにしている。

最初に、校長として、朝会の場を通して、何のために行事に取り組むのかという意義について話をし、目指す姿について、子供たちに考えさせていく。そうして寄せられた子供たちの思いを、児童会が「スローガン」としてまとめ、全校に示すようにしている。

スローガンの発表

令和元年度運動会のスローガンは「心を一つに星ヶ丘!みんなで目指そう心の一等賞」に決まった。

そして、全校のめあてであるスローガンを基に、子供たちは、一人一人「心の一等賞をとるために、自分は何を頑張ったらよいのか」を考え、自分のめあて(決意)を決めていった。

運動会の当日には、「負けていても最後までがんばるぞ」「じぶんのことだけでなく、ともだちのことをおうえんするよ」などと書かれたカードを万国旗のようにつなげて飾った。その光景は壮観であり、保護者も、子供の思いを知って、応援に一層力が入っていた。

行事後は、子供も教師も「めあてに向けて頑張れたか」を振り返ることにしている。

このように、自分たちで「めあて」を決めることは、子供たちの意欲や満足感を高めている。

委員会キャンペーン

「違う学年の友達と遊ぼうキャンペーン」は体育委員会の企画である。「休み時間に落ち葉を拾おうキャンペーン」は環境委員会の企画だ。

このように、星ヶ丘小では、委員会において、常時当番活動以外に子供たちが自ら活動内容を考える「委員会キャンペーン」に取り組んでいる。この活動を通して、子供たちは自らの手で自らの学校をよくしていこうとする気持ちを高めている。

子供宣言

全校の子供たちで、「誰もが気持ちよく過ごすことのできる学校にするために大切なこと」について考えを出し合った。「困っている人に声をかけることが大切だと思う。お互いを助け合う心が学校をよくすると思うから」「ぼくは、気持ちのよいあいさつをするということが大切だと思う。気持ちのよいあいさつができると、学校が明るくなると思うから」など多くの意見が寄せられた。そして、それらを基に「『心を一つに星ヶ丘』子供宣言」5箇条がまとめられた。

この宣言は、子供たちが行き帰りに通るビロティにパネルとして掲示するとともに、常に意識できるようにクリアファイルにして、子供たちの手元に置いている。

(文責・上田資子校長)本校/℡052(781)1789。Eメール=ueda.motoko@nagoya-c.ed.jp