主体的にコミュニケーションを 英語活動・授業を中心に育てる

豊川市立一宮西部小学校

本校では、来年度から本格実施される新学習指導要領の外国語科や外国語活動を中心に、子供たちのコミュニケーション力の育成に焦点を当てて研究を進めている。

授業づくり

英語活動や英語の授業では、①Greeting②Warm up③Practice④Activity⑤Look backの流れを基本としている。

また、学習カードでその単元のCan Doを示すことで、子供たちに学習のゴールを意識させ、見通しをもって授業が進められるよう心がけている。

生き生きとしたコミュニケーションが図られるように、“smile”“eye contact”“clear voice”“reaction”の4点を意識して活動させている。そのために、中学年にはカタカナ、高学年には英語表記でこれを掲示している。

さらに愛知県教育委員会作成のMy English Passportを活用し、何ができるようになったのかを子供自身が確認しながら、継続的な学習ができるようにしている。

国際交流とグローバル集会

英語を使ったコミュニケーションへの関心意欲を高め、生きた英語学習に近づけるよう、国際交流にも取り組んでいる。

一昨年度はインドネシアの学生と交流し、昨年度はオーストラリアのサマビル小学校との交流を新たに始めた。年に2回程度の「グローバル集会」では、Skypeを利用してリアルタイムで簡単な会話や映像での触れ合いを楽しんでいる。

昨秋の集会では、スクリーンに映るサマビル小の子供たちと互いに校歌を紹介したり、けん玉などの特技を見せ合ったりした。多くの子が、世界とつながる楽しさを味わえたようであった。

今春、同校校長が家族で来日・来校し、同年代の子供たち同士で直接やりとりをすることができた。その後の感想では、「もっと英語を学びたくなった」という声が多く聞かれ、コミュニケーション意欲を高める良い機会となった。

英語絵本の活用
2年生英語遊びの活動場面

2年生「英語で遊ぼう」の授業では、「Brown Bear~」の読み聞かせを行った。動物の絵を見ながら、繰り返して聴くことで、動物や色に関する英語に楽しみながら慣れ親しむことができた。

教材研究部会では、英語絵本の選定だけでなく、授業での読み聞かせによる導入の方法ややりとり、図画工作科と関連させたオリジナル絵本作りなど、活用の仕方を工夫することも研究している。

アドジャン・トーク

特別支援教育部会では、ソーシャルスキル学習の一環としてアドジャン・トークの実践を始めた。ここで子供たちが身に着けた「笑顔で話す」「うなずいて最後まで相手の話を聴く」などのスキルは、ユニバーサルデザインの考え方からどの子供にも有効であると考え、現在は、日課の中に位置づけて全校で毎週実施している。自分の話を相手にしっかり聞いてもらうことに、子供たちは満足感を得られるようである。

研究の課題

いよいよ本格化する英語教育は、2学年ごとにその呼称が変わっていくように、それぞれの発達段階に適した教材や授業法の研究という側面からはまだまだ端緒の段階である。他教科での研究成果や実践を有効活用するなどして、子供たちのコミュニケーション能力を学校教育全体で育てていきたい。

(柴田斉子校長、文責・三輪田智好教務主任)本校/℡0533(93)2007。