図画工作で子供たちの感性引き出す 表現・鑑賞の場で友達との関わりを生かして

名古屋市立なごや小学校

本校(児童数401人)は平成27年、幅下小・江西小・那古野小の統合により開校した。

開校してからの3年間は、子供一人一人の成長と互いの認め合いを重視し、子供が「なごや小でよかった」と感じられるような取り組みを、道徳、特別活動の時間を中心に、開校関連の行事(開校記念式典、記念植樹式)などと関連付けて行ってきた。

研究の構想

本校は、令和元年度に全国造形教育連盟と日本教育美術連盟による合同研究大会の全国発表の会場校となっている。

これを受けて、それまで行ってきた、仲間作りの取り組みをベースに、平成30年度からは図画工作科において実践研究を本格化している。本校では「なかまとともに 感性輝く なごやっ子」を主題に掲げ、図画工作科の表現および鑑賞の場において、友達との関わりを生かして子供たちの感性を引き出すための授業づくりを進めてきた。

めざす子供の姿
感性を豊かに働かせながら表現している

本研究では、二つの姿を、表現および鑑賞の場面で子供が見せたとき、子供は感性を豊かに働かせて、造形的な資質や能力を発揮していると捉えた。

○「いいこと思いついた」と、よりよい表現を思いつく子供
○「もっとよくしたい」と、よりよい表現を追究する子供

授業の中では、「初めにいろいろと試したら、つくりたいものが思いついた」「友達の表現をたくさん見たり、アイデアを交換したりして、工夫したいことが見つかった」などの声が聞かれるようになり、一定の成果を昨年度までに得ることができた。

具体的な手だて

本年度は、授業場面での二つの手だてと日常における三つの手だてを次のように補強した。

○授業場面での手だて

①主体的に表現させるための手だて(発想・構想)

材料や用具等との出会いを大切にした導入の工夫、教室環境の工夫をすることで、自分の表したいことを見付けたり、考えたりすることができるようにする。

②自分なりのイメージや思いをもたせるための手だて(鑑賞)

友達や作品との対話を通して、表現のよさや面白さを味わったり、互いの感じ方の違いに触れたりする場の工夫をすることで、材料や用具、表現の形や色から自分なりのイメージをもつことができるようにする。

○日常における手だて

①掲示板や校舎内(廊下)の造形的な環境づくり

②材料ボックスの設置(図工室前・北館2階)

③各教科や帯時間における造形的な見方・考え方を広げる「アートタイム」の設定

研究発表会

本年度11月22日に予定されている全国大会では「感性を豊かに働かせて、造形的な資質や能力を発揮している」なごやっ子の姿を全国に発信したい。そのために、職員一同、夏を熱く送ろうとしている。

(文責・川本哲也校長)本校/℡052(581)8178。