造形全国大会に向けて 「触れて気付く」の充実を目指して

名古屋市立豊岡小学校

本校は、11月21日、22日の全国造形教育連盟・日本教育美術連盟合同研究大会愛知大会の会場校として、「感性豊かに共に生きる」というテーマの下、授業実践を行う。大会では、大会テーマの礎となる、次の四つの視点を重視した授業づくりに取り組む。

○素材に関わることで得られる直感を大切にし、諸感覚を十分に働かせること。

○美しいものに憧れ、理想を希求する気持ちを高めること。

○工夫を凝らし自分にとって新しいものを創り上げること。

○作品に込められた主題への共感や、他者の考えを受け入れること。

これら四つの視点を網羅できるように考えた題材ではあるが、公開授業では、各題材の中心となる視点を含んだ授業をご覧いただきたい。

▼岡の子の様子

本校は、昭和28年に開校した。児童は開校当時から「岡の子」と呼び合い、この呼び名に誇りをもっている。素直で明るく、懸命に学習に取り組むことができ、図画工作科の時間には、自分のつくりたいイメージを膨らませたり、意欲的につくったりする姿が見られる。

▼研究への取り組み

本年度、本校では「学びに向かおう~『触れて気付く』の充実を目指して~」をテーマに研究に取り組んでいる。「豊かな材料に十分に触れて特徴をつかむこと」「自分の思いを実現するために多様な表現を体感すること」を通して、自分の表現を広げたり深めたりすることができるように実践している。

材料の特徴を体感する児童
材料の特徴を体感する児童

「触れる」とは、諸感覚を働かせて主材料や表現に触れることを意味している。見立てやイメージの手掛かりになる形や色に注目させながら、さまざまなアプローチの仕方で、材料や表現に十分に「触れる」ように促していく。

「気付く」とは、材料や用具の生かし方を見いだすことを意味している。試し活動や友達との交流を通して、材料や表現の特徴の中から、自分のイメージに合うものを取捨選択し、表したいものを確かなものにできるようにしていく。この2点を重視することで、大会テーマに迫っていきたい。

本年度より、一題材ずつ指導法について検討する研修会を随時行っている。該当学年の教師だけでなく他の学年の教師も率先して参加し、これまでの児童が、どのような表現活動をしてきたのか情報交換をすることができた。その上で、学習指導要領を基に、どのような力を身に付けさせたいのかを本題材に当てはめながら、指導法について話し合っている。

その後、教師自身でさまざまな材料や表現方法を試し、実際に作品づくりをしている。複数の教師で検討を重ねていくことで、これまでの経験を生かしながら、いろいろな視点で意見を出し合い、題材の魅力を深く理解するとともに指導力を高めている。

全国造形教育連盟・日本教育美術連盟合同研究大会の問い合わせは(事務局(小笠原範泰校長)に電話かEメール(ogasawara6286@nagoya-c.ed.jp)で。

(小笠原範泰校長、文責・沢代宜往研究部長)
本校/℡052(852)7321。Eメール=toyooka-e@nagoya-c.ed.jp