自ら問題を見つけ友達とともに考え 学ぶ喜びを実感する子を育てる

刈谷市立小垣江東小学校

本校(児童数245人)は、異学年で構成されたふれあいチームの活動や、花や野菜作り、稲作、ホタルや子牛の飼育などの命の学習を長年続け、子供たちの豊かな心を育むことに取り組んでいる。平成30年度からは刈谷特別支援学校との交流も始まり、これらの取り組みは、地域の方々に支えられており、その方々との関わりの中で子供たちは多くのことを学んでいる。
▼目指す子供像
本校の子供たちは、指示されたことはこつこつと取り組むが、自ら考えて追究することはやや不十分な面が感じられた。このような実態から、 ○身近な事象に、なぜだろう、知りたい、できるようになりたいという思いをもち、自分事として捉えられる子 ○友達と考えを聴き合い、ともに問題解決や願いの実現に向かう子 ○分かった、できた、友達と学んでよかった、役に立てたという思いがもてる子――を目指し、研究に取り組んでいる。
▼問題意識や達成欲求をもたせる
事象との出合わせ方の工夫や、教材教具の工夫、資料提示の仕方を工夫する。子供の思いを中心に据えた問題解決的な学習や、教科等横断的な視点で単元を組み立てるなどの工夫をする。
▼友達と考えを聴き合い、ともに考えさせる
自分で操作できる具体物や本物の体験を取り入れる。目的に応じたペア↓グループ↓全体での聴き合う場の設定を行う。ホワイトボードなどで対話の可視化をする。
▼学びを振り返らせる
毎時間の学びの振り返りでは、「分かったこと」「友達のこと」「もっと知りたいこと」の三つの視点で振り返らせ、自分の成長や友達と学ぶよさを実感させたり、次の学びへつなげたりする。また、単元の終わりに学んだことを活用したり、発信したりする場を設定し、学んでよかった、役に立てたという思いをもたせる。
▼授業実践1年生生活科「小垣江三山で遊ぼう」
幼稚園の子を小垣江三山に招待して
幼稚園の子を小垣江三山に招待して
子供たちに「幼稚園の子を(本校にある)小垣江三山で楽しく遊んであげたい」という強い思いをもたせるために、導入で幼稚園の先生からのビデオレターを見せた。子供たちは、小垣江三山に何度も出掛け、自分たちで考えた遊びを追究していった。遊びをよりよくするための話し合いでは、教具を操作しながら考えを伝え合い、思いを共有することができた。 単元の最後には、幼稚園の子を小垣江三山に招待し、優しく教えたり、一緒に遊んだりでき、振り返りには「よろこんでくれて、みんなえがおになってうれしい」とつづられていた。自分たちで上手にできた、喜ばせることができたという達成感を得ることができた。
▼研究発表会
11月1日の研究発表会では、全学級が授業を公開し、その後、特別支援教育、生活科、理科、社会科の四部会に分かれ、それぞれ助言者を招いて研究協議を行う予定である。

(柴田芳之校長、文責・瀧平涼子研究主任) 本校/℡0566(24)2718。