(心に響いたことば)子供は、楽しければ学校に来るものだ

文部科学省の調査によれば、不登校の子供の数は、14万人を超えた。その分析のなかで、「複合的な要因が絡み合っているので、原因を特定することは難しい」としている。原因探しはさておき、現在、各学校では、さまざまな取り組みがなされているのではないか。

この言葉は、今から20年以上前、小学校の学年主任をしていた頃に、当時の校長から言われた言葉である。自分の学級にもなかなか学校に足が向かない子供がいて、朝迎えに行ったり、夕方家庭訪問をして一緒に遊んだり、さまざまな工夫をして子供とかかわっていた。

そんな時、「大西君、子供は、楽しければ学校に来るものだ。単純なことだ」とご指導をいただいた。当時、その学校は、800人以上規模の学校で、8年間不登校はゼロであった。今から考えると、奇跡に近い。

以来、この言葉を大切にし、シンプルに考え、その子供にとって、楽しいこと、魅力ある学校とは何か考えながら指導にあたっている。

(大西和夫・岡崎市立矢作北中学校長)