三つの学びを意識して実践 自分の考えに自信をもたせる

長久手市立長久手南中学校

昨年度から、本校の目指す生徒像に迫ることができるように主題を設定し研究を進めてきた。最初に行った生徒の実態調査アンケートの分析から次のことが分かった。

骨格の特徴を説明するために、必要な資料をタブレットを使い撮影している場面

南中生はさまざまなことに意欲的に取り組み、明るく生活している。しかし学習の目的意識が希薄で、授業で学んだことを他の教科や学校行事、日常生活につながっていると実感している生徒が少ない。

そこで、学習活動をしっかり振り返らせたり(気付く学び)、生徒同士の協働を通して自己の考えを広げて深めたり(広げる学び)、問題を見いだして自分の思いや考えを基に解決策を考えたり(つなげる学び)するなど、課題に対して自分なりの納得解や最適解を導き出し、自信をもたせるようにすることが必要であると考え、三つの学びを意識した研究実践を行った。

▼気づく学び(主体的な学び)を高める

生徒が学ぶことに興味をもつために、学級の実態をアンケートで提示したり、日常生活で起こりそうな問題を授業で扱ったりするなど授業の導入や課題の提示の工夫を行った。

さらに、過去の自分の学習を見つめ直し、新たな課題を見つけ出させるよう振り返りの時間を教科の特性に合わせた形で取り入れた。生徒は課題を意識し、見通しをもって主体的に学習することができるようになったと考える。

▼広げる学び(対話的な学び)を高める

生徒同士で協働させ、さまざまな人と対話をさせたり、多くの考え方を手掛かりに自らの考えを広げさせたりした。グループで協力して課題を解決する際に、ICT機器やホワイトボードなど考えを分かりやすくまとめやすい教具を取り入れた。

さらに、対話を深めるために、個人の考えをもたせるワークシートの導入や発問の工夫、話し合いの行わせ方を校内で統一した。生徒は課題解決のヒントとなる視点をさまざまなところから見つけ出し、新たな考えを導き出すことができるようになったと考える。

▼つなげる学び(深い学び)を高める

生徒が既習事項を基に、意識を相互に関連付けてより深く理解させること、自分の思いや考えを基に解決策を考えさせることを大切にした。学習内容が日常生活と関連している場面を多く取り入れた。学習していることが日々の生活に生かされていることで、学習を深く理解することができた。

「自分なら何ができるか」など視点をもって課題に取り組むことで、学んだことや考えたことを自分のことと捉え学習する姿が見られた。

これまで研究を進め、生徒に伝えたいことや授業で大切にしたいことを全職員で時間をかけて協議をした。そして、教師間で多くの授業を見合い日々の授業改善と生徒理解を深めた。日々の授業を大切にし、生徒にとって分かりやすい授業を行うことで目指す生徒像に少しずつ迫ることができたと感じる。

これからも生徒一人一人が自分の考えに自信をもち、学びをつなげられるよう全職員で研究を進めていく。

 (文責・瀧善昌校長)本校/℡0561(62)9191。