人との関わりを大切に チャレンジできる生徒の育成

みよし市立三好中学校

本校の目指す姿

本校では、学び合い学習・学級活動・交流活動という3つのフィールドで「自分自身を見つめる力」「学びを深める力」「目標を追求する力」を伸ばすために、「関わり合い」「チャレンジ」「振り返り」をキーワードにした手立てを講じて高めている。

学級の仲間をはじめとする多様な他者との「関わり合い」を通して学びを深め、個人で、あるいは学級等の集団で目標に向けて「チャレンジ」し、定期的に自らの取り組みを「振り返り」ながら、より高い目標の実現を目指している。

この3つのフィールドでの活動は、学校における教育活動の中で日常的に行われているが、これまで生徒がそのつながりを意識する機会はあまりなかった。そこで、3つのフィールドで高めた力が相互に往還し高め合う姿を目指した。

往還を促す振り返り
「じぶん未来パスポート」で振り返り

定期テスト計画表や委員会・係活動を振り返る「MYチャレンジカード」、実行委員活動を振り返る「ライフスキルアップカード」等、各フィールドの活動の振り返り用紙に、その活動でどのような力が高まったか、高まった力を次はどのフィールドでどのように生かすかを記述する欄を設けた。

これにより、生徒はその活動での成長を他フィールドでも生かそうとする意識をもつようになった。こうした振り返り活動を3つのフィールドで継続していくことで生徒の意識が高まり、学びが往還する姿が見られるようになった。

各種振り返り用紙等を蓄積し、定期的に活動を振り返ることのできるキャリアパスポート「じぶん未来パスポート」を作成した。そして、前期末に半年間、学年末に一年間の振り返りを行った。

ワークシートを3つのフィールドのつながりを意識できるような形式にしたことで、関連した記述が多く見られた。また、級友の助言を次のチャレンジに反映させている記述も多く見られた。教師は主に朱書きをすることで、生徒の「次のチャレンジ」を促した。また、必要に応じて教師と生徒の対話を実施した。

学びの往還を求めて

「MYチャレンジカード」の振り返り欄には、「広報委員会の活動を通して自分のアイデアを発信できるようになった(学びを深める力)」→「学び合い学習では自分なりの意見を持ち、しっかりと全体へ発表していく」と記述があった。また、「ライフスキルアップカード」には、「3年生を送る会の実行委員の活動を通して、自分から改善点を見つけ、そのためにどうするべきか考える力が高まった(自分自身を見つめる力)」→「学級活動の企画等で積極的に改善点を見つける」とあった。

今後も、定期的な活動の振り返りを積み重ねて、自分が高めた力を他のフィールドでの「次のチャレンジ」に生かそうとする生徒の意識を高めていきたい。また、教育活動のさまざまな場面において生徒の学びの往還を教師が見取り、価値付け、さらなる往還を促していきたい。

(吉澤通記校長、文責・朝岡信博研究主任)
本校/℡0561(32)1043。URL=http://www.hm.aitai.ne.jp/~miyoshi/