(読者の窓)担うべきもの

不登校は、ここ30年以上にわたる教育課題である。平成30年の文科省の統計では不登校の小中学生は16万人を超え、中学生は実に27人に1人がその状況にある。

こうした状況を受け、各校では関係機関と連携した取り組みが進められてきた。登校できた事例もあるが、全国的には不登校の人数は今も増え続けており、効果的な手だては見つかっていない。不登校の子供がどんな思いで日々を過ごしているかを考えると、いたたまれなくなる。「学校は行かなくてもよい」と言われて久しいが、この言葉は子供の苦悩を一時的には救っても、先の見通しまでは示していない。

目の前の子供に寄り添い、支えるとともに、学校を取り巻く社会状況から不登校という事象を客観的に捉えていくことも必要であろう。……

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