主体的に対話ができる児童の育成 大口町立大口北小学校

外国語(英語)・外国語活動の指導を生かして

新しく 伸びゆく街

本校は、多くの工場を持つ大口町の北部に位置し、明治の尋常小学校からの伝統を持つ。初代町長の工場誘致などの政策が功を奏した。当時制定された校歌の歌詞に「いきいきと 力あふれて 新しく 伸びゆく街よ」とあるように、急速な発展を遂げ現在に至っている。昭和30年代までの田園風景は影を潜め、多くの住宅や工場が立ち並ぶ光景となっている。

そのため、児童数も増加をたどっている。親子二代三代にわたって、大口北小学校に通ってという世帯も多くあるが、新しくできた住宅街に、移り住んできた世帯も3分の1近くになった。令和2年度の児童数は626人、学級数は22学級(うち特別支援学級3)である。

大口町には3つの小学校があり、それぞれが特色のある教育活動に取り組んでいる。大口北小学校には、30年以上取り組んできた鼓笛がある。この活動は、4年生の後期から5年生の前期に、全員が取り組む活動である。総合的な学習の時間やクラブ活動の時間を使って、週3時間練習に取り組んでいる。

子供たちは、トランペット、アルトフォルン、トロンボーン、ユーフォニウム、チューバ、打楽器からなる演奏者と、バトンやフラッグの演技者に分かれて、発表する。学校の運動会だけでなく、町民体育祭のオープニングを飾り、長年町民に親しまれてきた。

不易と流行

「ロック シーザー ペーパー ワン ツー スリー」、4月、臨時休業で子供たちのいない学校に、先生たちの声が響く。

本校は、平成30年度から3年間大口町教育委員会より委嘱を受け、令和元年度から丹葉地方教育事務協議会より委嘱を受け、外国語(英語)科・外国語活動の研究を進めている。

本年度の異動で赴任してきた先生も一緒に研究を進めている

本年度の異動で大口北小学校へ赴任してきた先生も一緒に、昨年度までの取り組みや本年度の取り組み、研究の全体像などについて、模擬授業も取り入れた説明を、研究主任から受けた。

コミュニケーションツールとしての外国語(英語)を生かしたこの研究は、子供たちに、媒介としての言語の重要性を肌で感じさせ、他者と対話することの楽しさや大変さを実感させる。そこから、主体的な対話力を、外国語活動を生かせて養えると考えている。

「対話」を、話し合うテーマのある中で、自分の思いや考えを「伝え合ったり」、互いを「分かり合ったり」することを目的としたコミュニケーションと位置づけ、「他者との対話」に絞って研究を進めている。
コミュニケーションツールは外国語(英語)であるが、「対話に対する知識や技能の定着を図る」「対話に対する意欲や成就感などの心情面を育てる」取り組みは、今も昔も変わらない。

これからも、子供たちの意欲や即時性、必要性を大切にした言語活動を設定する。日頃から外国語(英語)に慣れ親しむ環境作りや、もっと外国語(英語)を取り入れたいと思える場と自分の思いを他者に伝える場の充実を図っていきたい。

日本語だけでなく、外国語(英語)も使い、ふるさと大口について、いきいきと自分の思いが語れる子供を育てていきたいと考える。

(文責・鈴木洋子校長)本校/℡0587(95)2034。

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