(読者の窓)素直に

「ごめんね」

「いいよ」

私が子供の頃、ケンカやトラブルが起こると、最後はお互いのこの言葉で解決をみていたように思います。

最近は、学校でいじめやトラブルが起こった後、謝罪をしたからといって、すんなり解決に向かわないケースも少なくありません。しかし、悪いことをしたら謝る。謝られたら、その気持ちを認め、許す。これは、人と人とが共存していく上で、大切なことです。

自分の思いを素直に表現する。他者の思いを受容する。そこから良好な関わり合いが生まれる。この、集団生活の基本を、学校という共同体の中で、教えていくことが、私たち教師の使命であると考えます。

本校は、「問題解決学習を通した学びに向かう力の育成」をテーマに、これまで研究を進めてきています。

本校では、「学びに向かう力」を、「自他を認め、お互いに協力し合って問題解決を目指し動き出していく力」と捉えています。この力を培っていく際に、教師主導の一斉授業の「教える授業」ではなく、「子供が学ぶ授業」が重要であると感じ、個が自分の考えを持ち、互いに協力して問題解決を目指す「チーム学習」という新たな授業スタイルを導入しています。

チーム学習を進めていくに当たり大切なことは、チームの中で子供たちが自らを表出できることです。「分からないから教えて」と言える子供、それを助け合うことのできる子供を育てていきたいと考えています。

(宇都木靖弘・岡崎市立細川小学校長)

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