(読者の窓)ペップトーク

PTA家庭教育セミナー「子供のやる気を引き出す言葉掛け」で、ペップトークの手法を用いた肯定的な言葉掛けについて、学ぶ機会を得ました。

ペップトーク(PT)とは、スポーツ選手を励ますために指導者が試合前や大事な練習の前に行う短い激励のメッセージのことを指します。緊張や不安をやる気に変え、本来持つ力を最大限に引き出す言葉掛けです。アメリカではセールスマンの営業研修やIT技術者のモチベーションアップ研修にも取り入れられています。語源はpep(元気)、pep up(元気付ける)から来ています。

人をやる気にさせるPTのポイントは、①ポジティブな言葉②短い言葉③分かりやすい言葉④相手が一番言ってほしい言葉――の4つの言葉を使うことです。

日常の言葉を変換してみると「遅刻をしないで→時間に余裕をもってきてね」「忘れ物をしない→しっかり準備・確認してね」「ミスをするな→集中していこう」となります。中でも印象的な変換が「すぐに切れる→感情に瞬発力があるね」でした。

有名な例では、女子サッカー日本代表がW杯決勝戦、PK戦を前に監督が掛けた言葉です。どのような言葉を掛けたのか。それは「絶対に勝てる。優勝して日本を元気にしよう」ではなく、「思いっきり、楽しんで来い」と笑顔で送り出したのです。

新たな生活様式が強いられる中、子供たちを元気付けたり、勇気付けたりできるよう、応援する言葉掛けを心掛けていきたいと思います。

(大矢邦博・名古屋市立中根小学校長)

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