3つの風が吹くさわやかな学校に 名古屋市立吹上小学校

関わり方を自由に選べるPTA

本校(児童数371人)は、名古屋市昭和区の北西部、都心に近い恵まれた環境に位置している。素直で明るい児童、協力的な家庭や地域と力を合わせ、『校風』『学風』『教風』という3つの風が吹く学校を目指している。

『校風』学校の目標
『学風』児童の目標
『教風』教職員の目標

永年に渡る学校教育目標「知性・感性・体力の身に付いた児童の育成」を『校風』、学校努力点研究で目指す児童像「豊かな心を持ち、進んで実践する子」を『学風』、教職員の心構えである「児童・家庭・地域と共に歩む教職員」を『教風』として示し、この3つの風を吹かせることをグランドデザインの柱として学校運営を進めている。

学校努力点研究では、「豊かな心を持ち、進んで実践しようとする児童の育成」というテーマの下、道徳の授業と教科などとの関連を図り、多面的・多角的に考えを深め、日常生活に生かしていける実践を工夫している。

3つの風を吹かせる鍵「PTA活動」

3つの風を吹かせる上で大切な存在がPTAである。主体的に参加する「さわやかなPTA」を実践するために、平成29年度に学級委員・委員会制を廃止し、活動ごとに参加者を募る「活動エントリー制」を導入した。令和元年度には、地区委員も廃止し、強制することなく、主体的に参加できる仕組みが整った。

PTAと連携した実践

吹上小学校PTAでは、児童の健やかな成長のために、教育について学び、考え、交流することで、保護者と教職員、保護者同士の信頼関係を作っていく活動を行っている。

活動内容は、さまざまなテーマの学びの場であるセミナーの開催と参加、児童に読み聞かせをする「読み聞かせサークルくるり」の活動、児童の安全を見守る「学区安全見守り隊」、運動会などの行事の会場設営ボランティアなどがある。

授業前の読書タイムに「くるり」の読み聞かせを楽しむ児童

家庭教育セミナーでは、保護者の要望を受けて、校長による「学校グランドデザイン」のプレゼンテーションと、市政出前トークを活用した「なごや子ども条例」学習会を実施し、豊かな心の育成を基本にした教育の進め方について共通理解を図った。

エントリー制で活動するサークル活動の1つ「読み聞かせサークルくるり」は、授業前の読書タイムに、定期的に各学級で読み聞かせを実施し、豊かな心を育む読書活動の充実に貢献している。学校行事において、準備や片付けに進んで取り組む保護者の姿は、児童や地域住民に良い影響を与えている。

道徳の実践では、「授業だけで学習を終わらせることなく、学んだことを家庭での行動につなげる工夫を」と望む保護者の声を生かし、研究の目玉として工夫を重ねている。

共にさわやかな風を

「やってもいいと思った人が、やってもいいと思ったことを、やってもいいと思ったときに」を合言葉にし関わり方を自由に選べる「さわやかなPTA」の在り方。この存在が、保護者と教職員、保護者同士の信頼関係を後押しし、校風・学風・教風の3つの風にもさわやかさを与えている。

(那須義高校長、文責・榊原有香教務主任)
本校/℡052(732)0181。URL=http://www.fukiage-e.nagoya-c.ed.jp/

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