愛知県中学校技術・家庭科研究大会に向けた活動 愛知県中学校産業教育研究協議会

「自ら工夫し創造する生徒の育成」を目指して

愛産協の組織と活動

愛産協(愛知県中学校産業教育研究協議会)は、県内の中学校技術・家庭科の教員で構成された研究組織で、尾張・三河・名古屋の3地区が連携・協力し合い、切磋琢磨(せっさたくま)し、時には熱い議論を交わしながら、地道な実践研究を積み重ねてきた。創立された昭和30年は、「職業・家庭科」であったことや、学習指導要領改定ごとに、学習内容や履修方法が大幅に変更されてきたように、本教科は、時代の変化や社会的要請によって大きな変遷をたどってきた。

「SDGsの目標に関する自分なりの課題に取り組む生徒」〈技術分野〉(名古屋市立神丘中学校)

そんな中、7年に1度の東海北陸地区の研究大会を3地区で連携して開催し、毎年、県の大会を3地区で分担して開催してきた。学習内容の改訂があっても、新しい領域が加わっても、一貫して『工夫し創造する生徒の育成』をキーワードに、指導の在り方を追求してきた。

令和2年度の県研究大会中止について

令和2年11月6日、名古屋市立神丘中学校で開催予定であった大会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による全国、東海北陸地区大会の中止を受け、開催を見送ることになった。

本稿では、これまでの地道な実践の成果を踏まえ、現在、研究部が中心に進めている研究の一部を紹介する。

①現在のテーマ

よりよい生活の実現と持続可能な社会の構築に向け、自ら工夫し創造する生徒の育成

②サブテーマ

問い直しから新しい視点や発想を取り入れる学習活動を通して

③生徒への願い(実践研究の始点)

AIの発展、さらに本年度は、新型コロナウイルスの世界規模での感染拡大に伴い、新たな経済活動や生活様式の在り方が問われるようになった。

予測困難で、急速な変化を伴う社会を生き抜いていく生徒たちが、生涯にわたって、持続可能な社会を構成する一員として、より豊かで胸躍らせる人生を歩んでいってほしい…こんな願いから研究がスタートしている。

④目指す生徒像

技術・家庭科に関わる問題に目を向け、自ら解決し、新たな社会を創造する大人へと成長していく生徒

変化の激しいこれからの社会においても、持続可能な社会の構築に向けて働き掛けていく。中3卒業時は通過点で生徒が大人になり、社会人として活躍する姿を見通した授業実践となるよう心がける。本教科の責務であり、使命だと考える。

⑤研究の構想
◇本教科の目標とSDGsの相関

ユニセフが提示した17の目標は、本教科の新学習指導要領の目指しているところに包含されているものが多い。

本研究は、SDGsのフィルターを通した問題解決的な学習を核とするとともに、前後の問題解決の場面をつなぐ「問い直し」の場面を設定・充実し、来る令和4年度の東海北陸地区愛知県大会に備え、実践研究を継続していく。

(文責・加藤厚司昭和橋中学校長)

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