未来を切り開く力・態度の育成 田原市立六連小学校

「見方・考え方」を働かせるための学習指導

本校は、自分自身や身近な人々、社会生活に対する理解を深め広げる子。家庭や学校、地域、社会への関わり方について判断し表現する子。よりよい生活や社会の実現に向けて自ら動き出そうとする子の育成に努めている。

研究の仮説

社会科 ネームプレートを使って「立場のものさし」へ自分の判断を示す場面

1.子供たちが働かせる「見方・考え方」を組み込んだ単元を構想し、校区や市の人々と関わりながら、見方・考え方を働かせることを支える「見方の味方」を活用した個人追究の場と振り返りの工夫、他学年や地域の人々に提案する場を設定すれば、社会生活などに対する理解を深めたり広げたりするとともに、よりよい生活や社会の実現に向けて動き出すことができるだろう。

2.「見方・考え方」を働かせて友達と学び合う場を組み込んだ学習展開をすれば、家庭や学校、地域、社会への関わり方について判断し、表現することができるだろう。

単元づくり(仮説一)

○人と関わる活動

隣接の保育園、地域の商店や寺社、自主防災会、市役所、放送局などを取り上げ、共に遊んだり直接話を聞いたり地域の人と関わる学習活動を中心に据えている。

○単元の構想

子供たちが自ら用いるようになっていくものである「見方・考え方」を、単元構想図へ1時間に一つ以上を位置付け、その時間に働かせる「見方・考え方」を明確にして実践している。

○「見方の味方」の活用

「見方の味方」とは、子供たちが「見方・考え方」を働かせるときのよりどころとなるように作成したもので、生活科用と社会科用がある。授業では、「見方の味方」をもとに、日々の授業で出てきた視点や立場を「見方」カードにして蓄積し、予想や一人調べを行っている。

○活動や発信の場の設定

主に単元の終末に行い、他学年や保育園の子たちに発表したり共に活動したりする場を設けたり、追究してきたことや判断・意思決定したことを提案書、8コマ漫画などに表したりして、提案や発信をしている。

授業づくり(仮説二)
○「見方・考え方」を働かせる構造的な板書

「見方・考え方」を働かせていることが視覚的に分かるように、チョークの色や矢印の種類、ネームプレートや見方カードの活用など、統一事項を決めて取り組んでいる。

○1時間の授業展開

①本時の学習問題の確認と「出し合いたいむ」②揺さぶる発問や資料提示と第2学習問題の設定③第2学習問題についての「話し合いたいむ」④意思決定を迫る「振り返りたいむ」――の4段階の授業を通して、家庭や地域、社会への関わり方について判断し、自らの意思で決定していく姿を引き出している。

今後の課題

「見方・考え方」を働かせることが目的化してしまうこともあり、「見方・考え方」を手段として捉えて授業を行う必要がある。子供たちに「未来を切り開く力・態度」をより一層育むために、教師自身の授業力を高め、授業改善に努めていきたい。

(清田大治校長、文責・大羽佳洋教務主任)

本校/℡0531(27)0121。Eメール=mutsu-e@city.tahara.aichi.jp

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