関わり合いを通して学びを深める 刈谷市立小高原小学校

認め合う学級づくりを基盤とした授業で

学校の概要

本校は刈谷市の中心部に位置し、全校児童数542人の学校である。歴史も古く、創立113年を迎えている。平成31年度より「関わり合いを通して学びを深める子供の育成」をテーマに研究実践を進めてきた。Q―U検査を取り入れ、互いに認め合うことのできる学級経営を基盤とし、「わくわく授業~話したいな、聴きたいな~」を合言葉として、わくわくするような課題を追究させていくことを目標とした。

目指す子供像

社会科 ネームプレートを使って「立場のものさし」へ自分の判断を示す場面

問題意識を抱き、こだわりをもって自ら学びに向かい始める子
友達と考えを伝え合い、自分や友達の考えをつなげたり、広げたりすることで学びを深める子
学びを生かすことで、自己の成長を実感する子

研究の内容と実践

本校が目指す子供像に近づけるために授業の導入部分で、子供たちに単元を貫く思いを持たせることを大切にした。「向かう」「深める」「実感する」の3つで単元や1時間の授業を構成し、問題意識が自然と生まれ、関わり合いの中から互いの考えを深め、学びを実感し次につながる効果的な構成を工夫した。

社会科の実践
①学びに「向かう」段階において

3年生の社会科では、「小高原小学区から田畑が消えた秘密を探ろう」とし、体験活動からの気付きや疑問が課題の追究に結び付くような「こだわり」が生まれる教材の課題設定を行った。
現在の刈谷市の南部・中部・北部の航空写真を見比べたり、年代ごとの小高原小学区の航空写真をも見比べたりしながら、地形の移り変わりから、田畑が徐々に無くなっていく状況を把握していった。その中で「なぜ」という疑問が個々に生まれ、「秘密を探りたい」という追究意欲が育まれていった、

②学びを「深める」段階において

田畑が消えた理由探しでは、学区探検や家の方へのインタビューで現在の街の様子についての情報を得た。得た情報を共有する場面を設けるとさまざまな視点から田畑が消えた秘密について話し合うことができ、考えに「深まり」を見せていた。

③学びを「実感する」段階において

田畑が消えた理由を一つに決められず、困る子が多くいたため、関係性のある意見をつなげてみようと提案した。それを「本当の理由」とし、グループで考えさせると、刈谷駅と学区にある企業とつなげたり、さらに駐車場を関連させたりするなど、学習課題に対して多角的に追究する様子が見られた。これは、学びを深めることができた姿であると考える。授業後の振り返りの感想からは、考えがつながることの面白さについてまとめられていた。

まとめ

研究を始め、各教科でわくわくするような課題を追究し、学びを深める子供の姿の明確化に努めてきた。コロナ禍で思うように関わり合いが進まない時もあるが、工夫をしながら研究に今後もまい進していきたい。

(犬塚章夫校長、文責・岸川定男教諭)

本校/℡0566(21)0325。Eメール=odakas@school.city.kariya.aichi.jp

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