(読者の窓)田峯の里の子

田峯小学校は、三河三観音の一つ、田峰観音のお膝元にあります。緑の山々と茶畑に囲まれ、赤い屋根が、とても美しく映える昔ながらの校舎(登録有形文化財)です。

その校舎に、現在全校児童9人の子供たちが学んでいます。本年度は、新型コロナウイルス感染症による臨時休業の影響で、2学期は盆明けからスタートしました。

猛暑の中、児童会の新企画「夏を楽しむ会」が催されました。6限目とはいえ、日差しの強い運動場です。最初に手作り水鉄砲で水をかけ合い楽しみました。その後は、スイカ割りです。割れるまで交代でチャレンジしましたが、なかなか割れません。児童会役員が1年生にお願いし、目隠しなしで割ることにしました。ちょっとした心遣いですが、縦割り活動ならではの優しさが感じられました。(全校で活動すれば、全て縦割りの活動ですが。)なんとか無事にスイカが割れたところで、みんなでおいしくいただきました。その様子は、自然の中でたくましく遊ぶ昔の子供たちの姿と重なりました。

コロナ対策により、全国どこの学校でも行事など制限せざるを得ない大変な時期です。その中でさまざまな手だてを考え、子供たちが学びを深め、成長するための工夫がなされています。本校も、地域や学校の実情に合わせ、「夏を楽しむ会」のような活動を工夫したいと思います。そして、困難の中でも優しくたくましく生き、幸せに過ごしていける力を育んでいきたいと思います。

(原田勝宏・設楽町立田峯小学校長)

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