(読者の窓)受け継ぐ

小牧南小学校は満146歳。毎年多くの卒業生を出し、新たに多くの新入生を迎え、その歴史と伝統をつないできました。

小牧南小には合言葉があります。「きいているよ あきらめないで いっしょにやろう だいじょうぶ ありがとう」の五つです。最初の一文字「き・あ・い・だ・あ」が児童にも職員にも合言葉として受け継がれています。通学団や清掃・給食では高学年が低学年を気遣かって声を掛け、授業中は体を向け合って聴き、放課には誘い合って遊び、友達と励まし合って物事に取り組み、お互いに感謝の気持ちを伝え合う、そんな姿がたくさん見られています。

8月下旬、授業再開とともに老朽化した校舎の改築工事が始まりました。新校舎建設のために運動場のほとんどが使えなくなり、900人近い児童が集まって遊ぶ場所はなくなりました。そんな中で残された狭い運動場と体育館、多目的教室を使っての居場所づくりに児童と職員で知恵を出し合って取り組んでいます。地域や家庭の力も借りています。

本年度、学校生活の様子は大きく変わりました。しかし、児童の笑顔は受け継がれています。安心感のある中だからこそ失敗を恐れず新たな挑戦にもやり遂げる力を出していると感じます。

令和5年、創立150年目を迎え新しくなる南小にも、現在の南っ子の笑顔が、合言葉とともに受け継がれることと思います。

(野田幹広・小牧市立小牧南小学校長)

あなたへのお薦め

 
特集