(読者の窓)進化論

挙母小学校では、今年度、運動会も学芸会も中止となりました。また、学習活動にもさまざまな制約があり、体育科ではボール運動を思うように行うことができませんでした。そのような中、本校校長の発案により、運動会と学芸会を合わせた行事として、地元で親しまれている「おいでん踊り」の発表会を10月の学校公開に合わせて行いました。

この行事の工夫その1。「ころもおいでん賞」という賞を設け、当日の踊りの出来栄えだけでなく、練習の様子を校長先生が参観し、クラスごとの良さを文章に織り込んだ賞状を出しました。放課も練習する子や友達の踊りに丁寧にアドバイスする子の姿が見られ、子供の自主性が発揮できる場となりました。

工夫その2。子供たちはマウスシールドをつけて踊りました。子供たちの笑顔を久しぶりにしっかりと見ることができた気がしました。また、ビデオや写真を撮影する保護者にも大好評でした。マウスシールドは、卒業式でも6年生が使用することに決めました。

感染症対策として生まれた行事ですが、おいでん踊りは運動会などで来年度以降も残していくことを検討しています。生物が環境に順応して進化していくように、工夫を重ねて、学校生活もより良く進化することができたらと考えます。本当に必要なことは何か、必要なことをどのように実施できるようにするか、働き方改革も含めて、教職員全員でアイデアを絞り、より良い方向へ進化していきたいと考えています。

(星野雅子・豊田市立挙母小学校教頭)