豊かな心をもつ浜っ子の育成 碧南市立大浜小学校

役割と責任を果たし自己有用感を高める活動を通して

▼はじめに

今、学校は地域社会に開かれ、地域社会と共に学ぶ子供の姿が求められている。子供たちや学校にかかわる全ての大人は、子供の学ぶ意義を実感できる環境を整え、一人一人を伸ばすようにすることが大切な役割であると期待され、昨年4月に新学習指導要領がスタートした。

6年社会科「信長と家康の夢」の授業で、導入で前時の復習を行う学習リーダー

▼研究実践にあたって

本校は、「豊かな心をもつ浜っ子の育成」を研究テーマとし、自己有用感をキーワードに、キャリア教育の視点で研究に着手し、三つの研究部会で研究推進を図った。そして、役割と責任を果たし充実感や満足感、達成感を味わい、自己有用感を高め合う活動を展開した。学習リーダーが授業で活躍したり、児童会運営委員や学級役員、通学班の班長たちが、浜っ子のために自分の役割を真剣に考えて、役割と責任を果たしてくれている。お陰で、「浜っ子」の児童の皆が心豊かに元気な毎日を送り、皆のために頑張り、喜ぶ姿をたくさん見かけるようになった。

▼授業研究部の実践

学習リーダーを活用し児童が互いに見方、考え方、感じ方を認め合う自己有用感の醸成を図っている。学習リーダーは授業のめあてや振り返りを発表したり、司会者として授業の進行を務めたりと各学年の発達段階に応じて活動することを目指す。児童は学習リーダーとして役割と責任を果たし自己有用感を高めており、また他の児童も受け身になりがちな学習形態から脱し、主体的な学習の様子が見られつつある。さらに、教師と子供の双方から学習内容に迫り、共に学びに向かう場面が見られるようになった。

▼児童活動研究部の実践

委員会活動や当番活動で子供たちが自己有用感を味わい高め合うことができるよう、リーダー意識を育て、子供たちの主体的な活動を促している。児童会運営委員会では、毎月の代表委員会をはじめ、1年生を迎える会や全校朝会の司会・進行などを通して子供たちは主体的に生き生きと活動している。また、ペア学年との交流を行う異年齢集団の活動を通し、下級学年は上級学年へのあこがれや尊敬の念を持ち、上級学年は自分たちが企画運営をして責任感を果たし、自己有用感を高めることができている。

▼地域連携研究部の実践

授業や学校行事、地域行事で協力してくださる地元の「地域サポーター」の支援を生かし、各学年の教育活動との連携を図っている。授業や行事に地域サポーターを招いたり、地域の見学、体験などを行ったりすることで日常の学校生活では得られない豊かな体験を味わい自己有用感を育成することを目指している。

2年生の生活科「町探検」では、地域サポーターの協力で、地域のことをもっと知りたいという意欲を持つことができた。

▼おわりに

今後も、子供たちが主体的に学習し、地域や地域で働き暮らす人々に親しみ、憧れを抱くことで、自分も地域の大事な一員であるということを自覚し、自己有用感を味わうことができるよう実践を積み重ねていく。

(中谷眞人校長、文責・家出順子教務主任)

本校/℡0566(41)0990。Eメール=oohama-es@hekinan.ed.jp

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