共に学び、共に生きる 蒲郡市立塩津小学校

主体的・対話的で深い学びを育む授業づくりへの挑戦

▼ダイバーシティ&インクルージョンの理念

全校児童の約1割を占める外国籍児童と特別支援学級(5学級)と多様な子供たちが通う。そのような環境の中で、1年生から多様性を受け入れる優しい心が育っており、どの子もそれぞれの持ち味を発揮しながら生活している。

1年生がけん玉に挑戦!

平成30年度より、「Diversity&Inclusion」の理念を学校づくりの柱にしながら、「共に学び、共に生きる子」を目指してきた。全ての子供たちの学べる環境を整え、一人一人に寄り添った「授業づくり」と、授業を支える基盤の「人間関係づくり」を両輪として実践を行った。

▼「授業づくり」実践例

1年生 生活科「チャレスマ!昔遊び名人になるぞ」

国語や学級活動を通して昔遊びと出会い、「けん玉」「こま回し」「お手玉」にチャレンジした。感染症対策のため、地域のお年寄りや他学年と交流できない中、2年生の名人たちから「ビデオレター」が届く。「名人みたいになりたい」という思いをもった子供たちは、修行(一人調べ・練習)やステップアップ会議(グループ活動や話し合い)によって上手になる「こつ」を身に付けていった。毎朝、1年生の廊下や教室では、外国籍児童や特別支援学級の児童が、交流学級の児童と一緒に昔遊びを楽しんだ。日本語の理解に個人差はあるものの、遊びを通して自然とコミュニケーションを深めることができた。

▼「人間関係づくり」実践例

4年 外国語活動「Let〓s cooking!~Unit7What do you want?~」

外国語活動では、買い物ゲームをしながら自分のピザを完成させる授業を行った。英語をコミュニケーションツールとして、多様な個性をもつ子供たちが交流する。特に外国籍児童の中には英語が得意な子もおり、授業で友達にアドバイスをするなど、活躍できる場面が多い。

さまざまなゲームの中で「聞く」「まねる」「言う」活動を繰り返し行い、買い物をするために必要な会話文を身に付けていった。授業の終末には、互いの学習を振り返った。自分ができるようになったことや友達のよかったところも見付けながら、互いのよさを認め、受け入れる気持ちを育てた。

▼研究の成果

「授業づくり」では、試行錯誤しながら何度も挑戦する姿、友達の意見を聞いて違う考えを受け入れる姿、新たな考えを使って問題を解決しようと試みる姿など、どの子にもある良さや可能性をさらに引き出した。「人間関係づくり」では、他を受け入れ、認め合いながら関係を築くことで、子供同士が他者をより理解し、全ての子供たちが共存する学びをつくり上げてきた。今後も「主体的・対話的で深い学び」を支えていくための手だてを吟味し、「共に学び、共に生きる」子の育成に向けて、全教職員で一丸となって取り組んでいきたい。

(廣濵俊伸校長、文責・橫田美津子教務主任)

本校/℡0533(68)2509、Eメール