(読者の窓)イチョウの木

「南山」「東山」「実のなる木の森」「県の木の森」…本校は、とても豊かな自然(緑)に恵まれています。春の竹の子掘り、夏の虫とり、秋の紅葉をはじめ、蒲郡の名木に選ばれている大王松を5本有し、巨大松ぼっくりを生かした授業も展開されています。四季折々に美しい姿を見せてくれる環境の中、子供たちはのびのびと過ごしています。

校長室に、盆栽が一鉢置かれています。「記念樹 イチョウ」「開校時 実生」の札が立っています。恥ずかしながら、「実生」の読み方も意味も分からず調べました。「みしょう 種から発芽して生長した植物」。代々引き継がれてきたイチョウ。校章にもデザインされ、東門から美しい並木の続くイチョウ。開校当時の資料には、学校の木「いちょう」 こどもも学校も 根をはれ 枝をのばせ 太く 高く 大きくなれ とあります。50年ほど前に、願いを込めて植えられたイチョウが、月日の積み重ねの中で力を蓄え、立派な並木に育ちました。そして、春夏秋冬、子供たちを見守ってくれています。このイチョウは、たくましい生命力をもった木です。樹齢千年を超えるものもあるほど、厳しい環境にも負けずに長生きする、力強さをもった木です。

社会の急激な変化とともに、子供たちを取り巻く状況も刻々と変わっています。だからこそ、「根をはり、枝をのばし、太く、高く、大きく育つイチョウ」のように、子供たちの生きる力の向上をめざします。

 (文責・松下達・蒲郡市立三谷東小学校長)

あなたへのお薦め

 
特集