ふるさとに学び、ふるさとを愛する心を育む 設楽町立名倉小学校

教科・総合的な学習の時間を関連付けて取り組む

▼主題設定への思い

本校では、研究主題「自ら地域とかかわり、学びをつなげ、思いを深める子ども―ふるさと学習と教科・総合的な学習の時間を関連付けて―」を掲げ、実践を重ねている。

地域の方に城跡ガイドをしていただく6年生

これまでの子供の姿から、名倉の「ひと・もの・こと」から学ぶことで、地域や学習そのものに対する関心が高まることが分かった。また、そういったふるさと学習に対して、子供たちは喜びを感じている。こういった姿から、地域と関わる学習を進めることで、子供たちは自分から進んで名倉の「ひと・もの・こと」との関わりを求め、さらに、それまでの知識や経験をつなげることで課題を解決することができ、地域への思いを深められるのではないかと考えた。ふるさと学習と教科・総合的な学習の時間を関連付けた学習を構想し、自発的な学びを一層充実させ、ふるさとを大切にしたいという思いを強くする子供を育てたいと考える。

▼研究の実践

まず、子供の興味関心を探り、それをもとに、適した地域の「ひと・もの・こと」を教材化し、子供の「○○したい」という思いを単元を貫く課題とする。そこに到達するために解決しなくてはならない事柄を目当てとして追究していく。その際も地域の「ひと・もの・こと」を活用する。さらに教科や行事など関連する学習内容や狙いがあるものは、意図的に結び付けることで、それまでの知識や経験をつなぐことができ、さらには地域への思いをより深められると考えた。

2年生は、一昨年のサツマイモ栽培とその調理の経験を生かし、こんにゃく作りに挑戦した。コンニャクイモの栽培をしている地域の名人に、おいしいこんにゃくを作るコツを教えていただいた。コンニャクイモ畑も見せていただき、身近な人たちの知恵や技術、事象のつながりに気付くことができた。

6年生は、社会科の歴史の学習と関連付け、地域の古墳や城跡を地域のガイドの方に案内していただいた。貴重な文化財があることに気付くとともに、「自分たちも」という思いが生まれ、総合的な学習の時間で地域の歴史とガイドの仕方について追究した。地域の方の思いにも触れ、地域の素晴らしさと誇りを感じることができた。

▼教師の姿勢

子供たちは追究活動を繰り返す。その質の高まりを意識した単元構想や授業展開を考えている。子供たちの「気付き」が「対象への気付き」から「自分自身への気付き」に高まるような教師支援を工夫している。どのような支援が有効か、子供の姿を分析するとともに、職員間での意見交換を大事にしながら改善・充実させていきたい。教師自身もわくわくする取組をめざしている。

(後藤克史校長、文責・村松睦根教諭)

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