【私を支えた「この一冊」(13)】「メモの魔力」

「抽象化」は人間に与えられた最強の武器 抽象化とは「本質を考える」こと。        

前田裕二 著 幻冬舎

最も読まれたビジネス書と言われる本書を手に取ったのは、「メモ」という言葉に引かれたからだ。メモは嫌いではない。目の前で起こる様々な事象、何とかしたいというもやもやとした思いを書き出すだけでもすっきりする。

しかし、本書の「抽象化」と「転用」におけるすっきり感は、全く比較にならない。もやもやの本質にたどり着き、さらに他の事象にも思考が広がる。コロナ対応も、前田式メモによって整理してきた。近頃は、もやもやするとノートを開きたくなる。問題を抽象化し、整理したくなる。まさに「メモの魔力」である。

(後藤理恵・東栄町立東栄小学校長)

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