(読者の窓)地域とともに

本校の校門には、幹周りがゆうに2メートルはあるクスノキの巨木が鎮座し、明治42年の開校以来、100年以上も子どもたちを温かく見守ってくれています(余談ですが、以前、台風接近に備えて業者さんに伐採をお願いしたところ、『今度赴任した校長は、あのクスノキを切り過ぎではないか』と町長さんに何本も電話が入ったとのこと。〝おらが学校〟ぶりがお分かりいただけるでしょうか)。

当然、学校の活動に対して地域の協力はとても手厚く、200人以上の学校支援ボランティアさんに活動していただいています。その内容は多岐にわたり、登下校の見守りを始め絵本読み聞かせや土曜学習・ビオトープ管理・花壇管理・トイレ清掃・授業支援などです。

特に本校の卒業生が登録している大学生ボランティアは、授業の合間をみつけて後輩のために駆けつけてくれています。

さて、最近、学校の抱える課題のひとつとして指摘されるのが、教員の働き方改革です。コロナ禍により、これまでの学校の活動が再検討を余儀なくされ、次々に縮減されています。

「先生たちががんばってくれているから、俺たちも一緒に協力するんだわ」と熱く語る地域の方の思いを大切にしながら、ブラックと言われる教員の働き方改革も急務です。大切なことは、お互いの役割分担を明確にして合意形成を図ることだと感じています。

子は地域の宝。明日を担う子どもたちのため、地域とともに歩む学校づくりを目指します。

 (深谷文彦・阿久比町立英比小学校長)

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