未来へつながる新たな自分づくり あま市立美和東小学校

『対話』を通して学び合い深め合う

本校はあま市のほぼ中央に位置し、美和小・正則小・篠田小の3校区を分離・統合して昭和60年度に開校し、36年が経過した。校訓「豊かな人間性をもち、心身を鍛え、自己を磨き上げる子」のもと、「思いやりのある子」「よく考える子」「たくましい子」を育てることを目指している。本校ではかねてより、「つなぐ つながる 東っ子」を合言葉に人と人との温かな関わり合いを通して、互いに学び合い、深め合い、高め合っていけるような教育活動、主体的対話的な学びの在り方を追求してきた。

心をつなぐ

地域の人たちに支えてもらっている

コミュニティ・スクール化を推進している本校は、たくさんの学校応援団の方々に支えてもらっている。地元老人会の皆さんは、「見守り隊」を組織し、児童の安全な登下校のサポートに加えて、社会科や生活科のゲストティーチャーとして学習の充実に一役買ってくださっている。

地元民踊クラブの皆さんから伝統芸能「美和音頭」を学ぶ中で、郷土への深い愛着の念に触れることができたことで、多くの児童が地元の催しに足を運ぶようになり、心を通わせる姿が各所で見られるようになった。

視覚障がい者や車いす生活者の方々からは、ハンディをものともせず前向きに生きている姿を目の当たりにし、壁にぶつかるとすぐに諦めてしまっていた今の自分を見つめ直す貴重な機会とすることができた。こうして心と心がつながっていく中で、児童はかけがえのないことを、日々学び続けている。

学びをつなぐ

本校では、心を向き合わせ、互いの考えを深め合う会話を『対話』と定義している。人と人との温かな触れ合いを通して学んだことや感じ取ったことを、対話を通して深め合い、高め合っていけるよう力を尽くしている。中でも自分自身と向き合い一人でじっくりと考える活動を『個人対話』とし、他者と心を向き合わせて考える活動を『相互対話』と位置付け、対話力の向上を目指してきた。

教師が児童個々の思考を揺さぶる言葉掛けをし、対話をつなぐ働き掛けをすることで、対話は少しずつ深まりのあるものとなっていった。さらに対話から得た学びを、道徳の授業と関連付けることでより深化させ、さらにその身に付けた知識・技能を日々の生活や社会の中で生かすことができる道徳的実践力を伴ったものへと昇華させていきたいと強く願っている。

未来へとつなぐ

「昨日の自分」と「明日の自分」をつなげさせるべく、学びの振り返りとその交流も大切にしてきた。振り返りカードは、担任がメッセージを添えて交流掲示板に掲示し、学びの相互深化を支えている。

温かな人との触れ合いを大切にした本校の主体的対話的な学びは、個々の学びをさらに深いものへとしていく中で、今後も豊かな心を着実に育てていくと信じる。この「豊かな心」こそが、自分の生き方を考える上でよりどころとなるもので、未来へとつながる「新たな自分づくり」を根底から支えるものと考えている。

(文責・林俊文校長)

℡052(441)8577

関連記事