主体的に学ぶ児童の育成 名古屋市立鳴海東部小学校

本校は、名古屋市の南東の小高い丘の上に位置している。明治6年に開校し、今年で、148年を迎えた伝統校である。

タブレットで写真を撮って提出箱に入れましょう―ICT機器を活用した授業づくり

開校当時は、学区が非常に広く、現在の熱田区ほどの広さがあった。昭和に入り、黒石小・神の倉小・徳重小・大清水小・滝ノ水小・常安小・小坂小の七校が本校から分離独立している。

2020年度から、小学校学習指導要領が改訂され、プログラミング教育が行われると話題になった。本校には、ICT機器は十分整備されていなかったが、教育のICT化の必要性を感じ、できることから、授業の中にICT機器を取り入れようと考え取り組むこととした。そんな中、今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、前倒しで、学習用タブレットが、名古屋市でも急遽配布されることとなった。文部科学省が進めるGIGAスクール構想も十分活用して、ICT機器の環境整備を行うとともに、その環境に対応した授業での活用方法を研究する必要があると考えた。

ICTの先進導入校ではない本校は、児童用のタブレットも導入されたばかりであるが、タブレットをはじめとしたICT機器の有効な活用方法を検証し、「主体的に学ぶ子の育成」を目指して実践を進めている。

 1年生の実践より

1年生の児童自身がICT機器を使うことは、現段階でハードルが高いと考える。この実践時は、学習用のタブレットが配布される前であったので、実物投影機と大型テレビを使用して、「はなややさいとなかよし」の単元の学習を行った。児童は大型テレビに映し出されたアサガオの種子や発芽した様子、本葉が出た様子などを観察し、成長の過程を映像で写し、並べ替えることで、全員で共有し、植物が成長していることに気付くことができた。

 4年生の実践より

4年生の社会科「ごみのしょりと利用」の焼却工場の工夫を調べる学習で、リモート見学に取り組んだ。新型コロナウイルス感染の拡大のため、直接見学に行くことができなくなり、焼却工場から提供された映像を活用したリモート見学とすることで、児童の興味・関心が高まった。映像を見るときは、場面ごとに区切り、同じ映像を2回視聴した。映像を使うことで、繰り返し観察することができ、実際の見学では見落としてしまう様なことなども、児童自らが気付くことができた。

 3年生の実践より

学習用タブレットが配布され、「ロイロノートを使ってみよう」という学習を行った。様々な教科などの学習で、タブレットを活用するには、ロイロノートの基本的な使い方を理解する必要があると考える。3年生では、カメラの使い方、カードの提出の仕方、付箋カードの使い方を学習した。この三つを習得することで、その後の教科などの学習で、活用の幅が広がった。

 まとめ

まだICTを活用した学習活動は、始まったばかりであるが、児童の目を輝かせた生き生きとした活動の様子を見ると、ICT機器の利用の有効性を感じ、今後我々がどう工夫して活用していくかが鍵となってくる。

 (文責・佐藤良人校長)

 本校/℡052(876)0320。URL

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