(読者の窓)非認知能力を伸ばす

 教育新聞愛知県版2021年2月号に「非認知能力」についての掲載があり、それがふと目に留まりました。本校では、認知能力も非認知能力も伸ばしたいという願いをもって、日々の授業実践に取り組んでいるからです。

 私たちは、自己実現に向けて行動する根源は見方、考え方や価値観、行動特性であると考え、伸ばしたい非認知能力を『自分軸』と名付けました。そして、『自分軸』を言語化して「自分を見つめる力」「未来に向かう力」「他者とつながる力」の3つの視点から9つの態度に整理しました。授業では、生徒の作成したピクトグラムを使って大切にしたい自分軸を毎時間明示し、教科の目標と併せて伝えることにしています。目に見えにくい非認知能力を言語化して生徒と共有するという試みに挑戦しているところです。

 非認知能力は、金子みすゞさんの詩「星とたんぽぽ」にある、昼間の星や地中にある冬のたんぽぽの根のように目には見えにくいです。しかし、大切なものとして確かにそこに存在すると信じて、日々の授業に取り組んでいます。現在では、生徒の成長を目にして、取り組みに手応えを感じるようになってきました。

 教育新聞を拝見させていただくと、先輩方の実践や思いに新たな発見や激励をいただき、勇気づけられています。私たちの想いや願いをつないでくださり感謝しています。

(香村直廣・安城市立東山中学校長)

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