伝えよう深めよう 不易も流行も大切にした取り組みを目指して 名古屋市立若葉中学校

 本校は戦後、北区で最初に開校した中学校であり、令和3年に創立75年を迎えた。

(右)「ロイロノート」を活用した数学科の授業、(左)春花壇づくりの「ちょボラ」

 本校の北を東西に延びる若葉通りは、当時としては大きな道路で、将来の発展が期待されていた。校名もそれにちなんで、若葉のごとく生徒の成長と発展を願う気持ちが込められている。学校行事には多くの参観者が訪れる。生徒は落ち着いた地域に見守られ、穏やかに生活しており、温かく思いやりのある生徒が多い。

 流行を大切に

 本校では、努力目標を「伝えよう 深めよう」と設定し、主体的に学ぶ生徒の育成を目指して教育活動を行っている。今年から生徒に1人1台のタブレットが導入され、学校や家庭で利用できるようになった。これからは、生徒自身の目標や進度に合わせて、ソフトを自在に利用できることが望ましい。そのためには、教員や子どもがソフトを利用するよさを実感する必要がある。

 6月には、教員対象にICT支援講師を招き、ソフトの研修を、10月には授業実践報告への助言を受ける機会を設けた。

 9月の生徒用タブレット導入時には、情報教育担当が生徒向けの使い方ビデオを作成し、全校に放映した。生徒は説明を見たり、自ら操作したりして、タブレットや「ロイロノート・スクール」、「Qubena」の使い方を、5日間かけて学んだ。

 生徒からは「ロイロノート・スクールは、発表カードをつなげて自分の考えを表しやすい」「Qubenaを復習で使うと、苦手な問題を、AIが選んで出題してくれるので練習しやすい」などの意見が出された。

 11月には全校道徳での意見集約に、市教育センターの「あいあいシステム」を活用した取り組みを行った。

 ICTを使うことで互いの考えを確認しやすいことが分かった。手探り状態ではあるが活用が進んでいる。

 今後も研修や実践を通して、ICTを活用した「個別最適化した学び」「協働的な学び」を充実させていきたい。

 不易も大切に

 学校は、意見の異なる他者と関わり、さまざまな体験を通して協働的に学ぶ場所であると考える。

 本校では、「学校は自分たちでするところ」を合言葉に、自分たちで「すべきこと、できることは何か」を考えた取り組みをしている。

 生徒会活動では、コロナ禍で交流が途絶えないよう、1年間の行事や委員会・部活動の様子を壁新聞にまとめ、校内や学区の小学校に掲示した。

 また、「ちょボラ(ちょっとしたボランティア)」と称し、主に環境整備を目指した活動に取り組んでいる。これまでに、運動場周りの草取りや整備、側溝掃除を行った。部活動のように毎日活動する生徒もいる。

 春と秋には花壇を耕し、種から育てた苗の植え付けも行っている。四季折々の花は生徒たちの情操を豊かにしている。

 これからも、不易も流行も大切にして、主体的に学ぶ生徒の育成を図っていきたい。

 (文責・小川裕校長)

 本校/℡052(913)2345、URL

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