(読者の窓)自ら学ぶ子

 自ら学びを楽しむ子(主体的に学ぶ子を本校では、こう表しています)の育成を目指しています。

 6年生国語科の学習で、「情報を関係づけて活用する。プレゼンテーションする」言葉の力をつけることが求められています。

 担任は、『わたしたちがつくる町の未来』という総合的な学習の時間と合わせた大単元を構想しました。実際に町の資源や課題を探し、関わる地域の人に取材をし、意識調査などの結果をグラフや表にまとめ、未来の町づくりへの提言を考え、それをプレゼンテーションしようというものです。(「地域の区長さんたちに聞いてもらいたい」という子どもたちの声に応えて、校区の自治会の方々が集まってくださることになりました)

 校区には、数年後に巨大なショッピングモールが開業します。担任は、市の町づくり推進課の方を通して、企業の方から、町づくりへの貢献姿勢を聞く機会をもちました。また、子どもたちは、地域の人々の交流行事がなくなった昨年から、夏に本校運動場で30分にわたり花火を上げ、成功させた「桜町盛り上げ隊」の方々から、その企画の意図や運営の工夫を聞きました。このように調べたことから、考え、提言にまとめ、それを発表しました。(子どものためなら協力を惜しまない、という地域だからできました)

 教科の目標に、主体的な学びで近づくための本校の手だてである「自ら学びたくなる必然性のある設定」を、見事に単元構想から具現化してくれた実践でした。

 (小澤慎一・豊川市立桜町小学校長)

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