(読者の窓)不易と流行

 本校は本年度、第60回政令指定都市中学校国語教育研究協議会名古屋大会における授業実践校となり、「読むこと」の授業における基本的な授業構想の仕方について提案した。

 授業構想の核とするのは次の3点である。

 ①Basic7(7つの視点からの基本的読解)

 ②IITO(イート)(Integration of Individual Task Outcomes=個別課題追究成果の統合)

 ③OS法(OS=Overview Sheet)

 Basic7は「語釈読み」「文法読み」「リンク読み」など、書かれている事柄を表現に基づいて読み取るために7つの視点を意識するという基本的な読解方法である。

 IITOは学級全体で取り組む「全体課題」と生徒が個々の興味関心に応じて取り組む「個別課題」とを設定し、その個別課題の追究成果を共有した上で、それを根拠の1つとして全体課題に取り組むという学習方法である。

 OS法は文章作品全体のあらましをプレゼンテーションソフトを用いてモニター1画面大にまとめる活動(まとめたシートをOverview Sheetと呼ぶ)を通して、文章作品を俯瞰し、書かれている事柄を統合的に捉えるための学習方法である。

 この3つの核は、新学習指導要領全面実施、個別最適な学習と協働的な学習の一体的充実、教育のDXなど、昨今求められていることへの対応のみでなく、国語科が担うべき言葉の力の育成という不易を中心にしたものになると考えている。

 (林雅宏・名古屋市立津賀田中学校長)

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