【私を支えた「この一冊」(20)】にんげんだもの

相田みつを 著
文化出版局

 「トマトもね メロンもね当事者同士は比べも競争もしてねんだなトマトはトマトのいのちを精一杯生きているだけ メロンはメロンのいのちをいのちいっぱいに生きているだけ」

 教員になって3年目。結婚の時に仲人をお願いした弁護士さんに 「教育現場はいろいろ大変。自分も子どもたちも大事に」と頂いた。相田さんの詩にコメントが添えてあり、あっという間に読める。落ち込んだときに読むとなぜか心がすっきりとし前向きな気持ちになれる詩がたくさんあった。

 また、子どもを指導する中で絶対にこうしなきゃいけないと型にはめる拷問のような指導からも徐々に脱却することができた気がする。現場で思い悩む後輩を元気づけるときにも薦めてきた一冊である。

 (舟橋純・名古屋市立白金小学校長)

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