(読者の窓)保護者と共に

 昨年度、校舎の長寿命化工事が行われました。毎年修繕を繰り返していた私たちにとって、この工事はうれしい半面、工事に向けた準備や復旧作業は、とても大変なものでした。

 そんな折に、学校へ来校されたPTA役員さんたちが、「何かお手伝いできることはありますか」と声を掛けてくださいました。そこで、最も時間がかかると危惧していた、図書室の本の復旧作業をお願いしました。すると、役員さんたちが声を掛け合って、多くの保護者の方が手伝いに来てくださいました。本の大きさまでそろえて並べてくださり、図書室は美しく、使いやすい空間に生まれ変わりました。作業終了時、「いつでもお手伝いしますから、何でも言ってくださいね」の温かいお言葉もいただき、肩の荷がすっと下りたことを覚えています。

 校長として、「開かれた学校づくり」「学校・家庭・地域の連携」の大切さは認識していても、心のどこかで「学校のことは学校で全て行うべきだ」という思いがありました。学校としての信頼を得るためにも、弱い部分を見せてはいけない、誰にも頼ってはいけないとも思っていました。

 しかし、今回のことを通して、保護者の方々が学校を大切に思い、いつも寄り添ってくださっているということに気付き、改めて学校は多くの方々に支えられていると実感しました。また、困ったことや学校の職員だけでは手が足りないときには、保護者の方々を頼ってもいいということを教えていただくことができました。

 今後も、保護者の方々と手を取り合いながら、子供たちの健やかな成長のために、努力してまいります。

 (山村雅子・清須市立清洲東小学校長)

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