統合新設校初年度の取り組み 児童の交流を深める活動を通して 豊明市立二村台小学校

はじめに

 本校は2021年4月1日に、豊明市立双峰小学校と同唐竹小学校が統合し、児童数448人、22学級の新設校として開校した。

取り組み・児童の様子など

 開校当初一番大切にしたことは、児童の気持ちの安定と心の交流を図ることであった。

(1)教職員の共通理解 

 年度当初、「各学級半数ずつが転入生であり、児童の不安を取り除く意識」で指導を進めるように、全教職員で共通理解を図った。

(2)交流遠足

 4月末、学級間、児童同士の交流を深めるために遠足を実施した。新学期当初、どの学級でも緊張した様子が見られたが、児童の交流が深まるきっかけになったと感じられた。

(3)学級活動・教育相談

 7月、児童の気持ちを把握するためアンケートを行い、結果を基にどのような学校にしていきたいかを考える学級活動を実施した。75パーセントの児童が「友達が増えてよかった」と回答した。また、気になることや不安に思っている気持ちも出し合った。話し合いの結果、「明るいあいさつのできる学校」「もっと仲良くなる」など、前向きな言葉が多く見られた。さらに、学活アンケート・QUの結果をもとに、児童一人一人に寄り添いながら教育相談の時間を持つことも確認した。 

(4)縦割り学年活動

縦割り学年活動 記念品贈呈

 どちらの小学校も縦割り学年活動を実施しており、継続して取り組むこととした。6年生が中心となって「遊び」「読み聞かせ」「お別れ会」を企画し、学年間相互交流を図ることができた。協力し合う姿は、次年度に引き継がれると感じた。

(5)児童会活動

 児童が互いによく知らないため、前期児童会役員の役割は、5・6年生学級委員会で行うことにした。通常の児童会活動に加え、開校記念横断幕作成という大きな役割を成し遂げることができた。後期児童会役員選挙には、定員の倍ほどの立候補があり、自分たちの学校であるという気持ちが感じられた。

(6)新校歌披露

 児童から応募した言葉と前2小学校の校歌歌詞を加えた言葉で作詞を依頼した。作詞者から「児童と直接話をしたい」との意向を受け、前述の学級委員会が校歌に込めたい思いを伝えた。曲は地域童歌のメロディーを間奏に入れつつも現代的な雰囲気に仕上げていただいた。作曲者からは曲の説明をいただき、直接歌唱指導を受けることができた。正式披露は卒業式で、卒業生が斉唱した。聴きながら今年度の出来事をしみじみと振り返ることができた。

1年を振り返って

 ある学級経営案の反省欄に「前の小学校がよかったという児童の思いがあったが、学期終了時には新しい友人ができたという喜びが感じられた」という文面があった。同内容の記述は、他の経営案にも多く見られた。

 初年度を無事終えることができたのも教職員の取り組みに加え、家庭・地域のご理解、市教委・学校教育課のご配慮のおかげと深く感謝している。

 (文責・古川和男校長)

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