幼稚園・保育園・こども園用 長所活用型指導で子どもが変わる Part4

熊谷恵子ほか 編著 図書文化社 2400円+税
熊谷恵子ほか 編著
図書文化社
2400円+税

生活、遊び、行事に大別し、子どもが得意な認知処理様式を生かした指導例を示す。

幼児が楽器の使い方を覚えて遊ぶのを支援するとき、「継次処理」(情報が入ってきた順に処理)が得意な子には、楽器の使い方や鳴らし方を教えてから、実際の楽器に触れさせるとよい。「同時処理」(複数の情報が同時に入ってきたとき、一度に処理)が得意な子には、楽器に触れて音を出す経験をさせた後に、よい音の出し方を考えさせたり、上手な子のまねをさせたりするとよい。

継次処理が得意な子には手順表を見せ、楽器の扱い方を段階的に教えていく。同時処理が得意な子には、最初に旋律を聞かせ、全体を踏まえた教え方が効果的だ。

「長所活用型指導」シリーズの4作目で幼児編。発達障害など特別なニーズのある子どもたちのアセスメントのために開発されたK―ABCというテスト理論に基づく。

発達障害の診断がある子どもやその疑いのある子どもには、認知発達にアンバランスがみられる。その特性を踏まえ、継次と同時という認知処理2様式のうち、その子に向いた能力を生かして学習できるように、2つの指導法を見開きに並記して提案している。この2つの間に差異がみられない場合には、どちらの方法を用いてもよい。

中でも、幼児にとって重要な「遊び」に多くのページをあてている。