特別支援教育時代の体育・スポーツ

後藤邦夫 編 大修館書店 2300円+税
後藤邦夫 編
大修館書店
2300円+税

例えば鬼ごっこ。子どもの走る力や、逃げたり避けたりする力を把握できていないと、ルールを決められない。

子どもの能力に差がありすぎると、同じルールでは楽しさが失われる場合も。しかし、ハンディキャップをつけすぎると、他の子どもが不満に思う。それでは、どのような工夫が必要なのだろうか。

法改正に伴い、「特殊教育」は「特別支援教育」と呼び名を変えた。多種多様な障害のある児童生徒を、子どものニーズに応じて1つの学校に在籍させるようになった。

その結果、教員養成課程で障害や特別支援教育に関する専門的な教育を受けていない、現職の体育・保健体育の教員にとって、指導上の困難を感じる状況が多数起こっている。

ここでは、各障害の理解と、体育の授業づくりのポイントをまとめ、特に障害のある児童生徒に体育授業を行う上での特別な配慮事項を整理して提示。新聞紙やペットボトル、風船など、誰もが手にできる身近な素材を活用し、「動きを楽しむ」「動きをつくる」という視点で考案された体育教材が、イラストとあわせて収載されている。

さらに、学校卒業後のスポーツ活動の継続に向けて、さまざまな取り組みを掲載。障害のある人が、生涯スポーツを楽しむための手引としても役立つ。

「特別支援教育時代の体育」を知り、実践する際の一助になる。

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