道徳教育を学ぶための重要項目100

貝塚茂樹・関根明伸 編著 教育出版 2400円+税
貝塚茂樹・関根明伸 編著
教育出版
2400円+税

道徳教育の理論や歴史的背景の理解、授業の実践までを幅広く網羅している。学校関係者、教員、教員志望者のそれぞれのニーズに応じる内容が盛り込まれている。

平成27年3月27日に、学校教育法施行規則の一部を改正する省令と学習指導要領一部改正が告示され、「特別の教科 道徳」(道徳科)が誕生した。「読みもの道徳」を脱却し、問題解決や体験的な学習を取り入れた「考える道徳」へと転換が図られた。全面実施は小学校で平成30年度、中学校で31年度からだが、昨年度から、一部または全部の実施が可能となっている。

改正された学習指導要領に対応し、「重要項目100」を抽出。重要項目には、さまざまな場面を想定して行うロールプレーや、教材の収集と開発、導入の工夫、モラルスキル学習を用いた授業の展開事例なども収載。

このうち板書の方法では、生徒自身の考え方を分類別にまとめ、自分の立場や考えが明確になるといった具体的な方法についてもふれている。相反する道徳的価値について扱う場合は、左右に分けて意見を記し、解決策を中心に位置付けると板書の内容が見やすいなどと示されている。

多角的な観点から考察できるように、人権教育や愛国心、いじめといった関連項目のコラムも載せている。側注や図を充実させ、見た目も工夫した。また教基法や、小・中学校学習指導要領を収載した資料編も設けた。

関連記事