よくわかる選挙と政治

福岡政行 監修 PHP研究所 3000円+税
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選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられ、今夏の参院選から適用される。それにより、有権者が約240万人増える。選挙年齢が引き下げられた理由は、若い人に政治に関心をもってもらいたいからである。

何のために選挙をするのか、そもそも政治のしくみはどうなっているのか、選挙についての基本を学べる内容になっている。また日本の選挙にはどんなルールがあるのか、立候補するには何が必要なのか、選挙違反にはどういうものがあるのかなど、選挙の実際も学べる。

さらに、18歳選挙のさまざまな問題に触れている。選挙運動に熱中するあまり、学業がおろそかになるとの懸念もある。

イラストを多用し、選挙について誰もが難しいと感じがちな内容を総ルビ付きで分かりやすく説明しているので、小学生から読み進められる。コラムとひとことコラムがあって、選挙に関する知識や、選挙体制がどう変化していったかなどの歴史も学習できる。

監修した福岡政行白鴎大学教授は、一人ひとりの有権者の自覚、「明日の日本をどうするか」という気持ちで投票することが大切とし、選挙を学んでよりよい社会をつくりたいという思いを語っている。

選挙を学び、選挙で1票を投じる行動は、私たち国民の権利であると同時に、最低限の義務との意識が必要である。楽しい調べ学習シリーズの一巻。

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