若手育成10の鉄則100の言葉がけ

堀裕嗣 著 小学館 1400円+税
堀裕嗣 著
小学館
1400円+税

真剣に若手を育てたいと考える人に向けた若手教師育成のノウハウがまとめられている。

第一章では、「若手を育てる10の鉄則」を取り上げる。若者をいくつかのタイプに分け、それぞれの対応法が細かく説明される。著者の実体験が書かれているので、若者のリアルな反応が、たいへんよく分かる。

第二章では、「若手を育てる100の言葉がけ」として、▽かまえる▽つながる▽とがめる▽はげます▽きわめる――の5つに分けてまとめ、状況に応じた対応を学べる内容になっている。一つひとつのテーマに沿った具体例が、分かりやすい。男性女性での対応の変化、「とがめ方」の「○×」、「励まし方」のポイントなど、イラストを使った説明があり、楽しく気軽に読み進められる。各ページに1つずつ「言葉がけ」が示されており、気に入ったどのページからでも読み始められる。

漫画や具体的な会話文が多用されていて、読みやすい内容になっている。

札幌市の中学校国語科教諭であり「研究集団ことのは」の代表を務める著者は「自分よりも若い世代から何を学び、どんな影響を受けるか。それにより、どれだけ自分の世界観を成熟させられるかの心持ちが必要」と語っている。

「鉄則・言葉がけ」シリーズ5冊目。民間企業の人材育成・研修担当者にも必読といえそうだ。

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