組織で支え合う!学級担任のいじめ対策

河村茂雄 編著、武蔵由佳ほか 著 図書文化 刊 1600円+税
河村茂雄 編著、武蔵由佳ほか 著
図書文化 刊
1600円+税

平成25年にいじめ防止対策推進法が施行され、学校現場でのいじめへの対応が重視されている。そんな背景を受け、いじめのタイプ分けやいじめへの対応だけではなく、早期発見に向けた教員の取り組みなどが解説されている。

学級担任、学年、学校全体での対応をそれぞれ取り上げているため、学級担任から管理職まで、さまざまな人が学べる内容となっている。図やグラフを多用し、いじめの現状や実態が理解しやすい。

またいじめの判断から発覚後の継続的な指導まで、段階別にどう対応したらよいのかの説明も。いじめへの対応だけでなく、いじめを生まない環境へのヒントも見つけられる。

コラムには、K-13法(問題解決志向で行う学級集団に関する事例検討会の方法論)も掲載。

多くのいじめ事例と、Q-U(児童生徒の学校生活の満足感を調べる質問紙)で調査した学級集団のデータを基に、学校でいじめ対策を確実に実行していくために学級担任が知っておくべき内容ややるべき事柄、それを支える学校組織の在り方が、早稲田大学教育・総合科学学術院の河村茂雄教授によって語られている。

河村教授は「いじめ対策は、学級担任の行う教育実践に根づき、教職員同士が補完し合うのが重要」と述べる。いじめの早期発見と迅速な対応に向けて、幅広い知見を身に付けられる。

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