読書イベント実践事例集

 牛尾直枝・高桑弥須子 編著 少年写真新聞社 1800円+税

牛尾直枝・高桑弥須子 編著
少年写真新聞社
1800円+税

読書・学習・情報の各センター機能をもつ学校図書館。千葉県市原市の小・中学校で行われた読書イベントを中心に、バラエティに富んだ実例が盛り込まれている。学校の年間行事に組み込まれている全校挙げての大がかりなものから、イベント実施がとかく難しいとされる中学校での事例などを丁寧に説明。学校図書館に関わる教職員のための指南書である。

子どもたちの読書の楽しさを知ってもらうきっかけの1つとして読書週間がある。「春の読書週間」を開催する場合では、期間や日程は、学校行事を勘案しながら、教務主任と相談する。それからイベントの内容を考えていく。

その1つ「みんなで歌おう」では、有名な物語の主人公を題材に替え歌を子どもたちが歌う。その際には、段ボールに描かれた主人公の絵を掲げながら歌うと、より一層盛り上がる。

言葉のリズムを楽しむイベントも収載。「詩で遊ぼう」では、俳句をテーマにしたクイズを提案。俳句の終わりの5音を当てる三択クイズだ。出題する俳句を事前に校内に掲示するなどの準備は欠かせない。

市川市立福栄小学校の岡本かつよ司書教諭は「司書から見た読書イベント」と題してポイントを指摘。これには、▽読書月間で扱うイベントが持ち出し時間とならないよう教科書の内容と連動▽年度当初に学校図書館年間利用計画を作成▽ポスター等でイベントを周知▽学校司書と連携などを挙げる。

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