どもるどだっく

高山なおみ 文 中野真典 絵 ブロンズ新社 1400円+税
高山なおみ 文
中野真典 絵
ブロンズ新社
1400円+税

「てつぼうは すっぱくて 熱いにおい ち の あじがする」「じめんは ざりざりして あじがない」。

4歳のなみちゃんは、話したいことがいつも、いっぱいあふれてくる。言葉が遅く発語がひっかかるので、お兄ちゃんは「ドモルドダック」と呼ぶ。なみちゃんはこのあだ名を、結構、気に入っている。

猫や花など、目に入るもの、気になるもの全てを嗅ぎ、舌でなめ、口で確かめていた。子どもの混沌とした心の中を表すような色鮮やかな絵が、見開きいっぱいに力強く描かれていて、目に残る。

料理家の高山なおみさんの自伝的絵本。吃音があった子どもの頃の記憶と感覚を表現。一人でぽつんとしていたって、いろんなことを感じている。大丈夫、そのままでいいんだよと子どもたちに語りかけてくる。

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