子どもがサッと動く統率のワザ68

西野宏明 著 明治図書出版 1800円+税
西野宏明 著
明治図書出版
1800円+税

著者は、教育サークルを立ち上げ、自身の研さんと全国の教員との学び合いを深めている。学級での子どもとの関係づくりや生活指導の悩みを抱える教員に向けて、68の視点で助言する。

教師が笑顔を絶やさず生き生きと指導に向かえれば、子どもたちは優しくやる気に燃え、クラスは温かいエネルギーに満ちた空間になる。そのためには、事前指導と評価が大切だと強調する。子どもへの願いを実現したければ、学級活動や授業前に教師がしっかり指導を行い、活動後にきちんと評価をするべきだとする。これを新年度スタートの4月から丁寧に繰り返すと、学級経営の悩みや苦労が大幅に軽減するとしている。

「学級崩壊を防ぐ7つの鍵」では、教師が子どもと関わる際の基礎基本、評価、生活指導、関係づくりなどを具体的に述べる。分かりやすい指示や話し方の基本原則では、短く話す、数字や図などを入れて示す、視線が聞き手に行きわたっているなど。子どもの自尊感情を高める技では、教師が褒めるだけでなく、子ども同士が褒め合う状況を作るのが効果的だと。ハイタッチなどの身体コミュニケーションを織り交ぜて褒め合う「目標じゃんけん」の手法なども挙げている。

「人の話を聞ける子どもが多いクラスは崩壊しない」とし、聞き方3原則を説明。▽手を止める▽目と体と心を向ける▽うなずく、あいづち——を掲げ、指導を新学期から徹底したいと述べる。

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